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腎臓がんの手術(外科療法) |
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腎臓がんの治療は、手術(外科療法)が中心となります。手術により腎臓の全て、または一部を摘出することが最善の方法です。
手術は、お腹を切り開いておこなう「開腹手術」により行っていましたが、最近では内視鏡を使って行う「腹腔鏡手術(ふくくうきょう しゅじゅつ)」により行われることが多くなりました。腎臓の摘出やリンパ節の切除も、腹腔鏡手術で行うことができます。
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腎臓がんの化学療法(抗がん剤治療)・放射線療法 |
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腎臓がんの治療は手術以外にも、化学療法(抗がん剤治療)、放射線療法、などもありますが、これらの治療は主に手術の補助として行います。
腎臓がんの場合、抗がん剤治療や放射線療法は治療効果が期待できません。ただ、腎盂がん(じんうがん)で浸潤(しんじゅん)している可能性がある場合は、手術の前に抗がん剤治療を行うこともあります。
(浸潤とは、がん組織がどんどん大きくなて周りの細胞に入り込み、正常な組織を破壊しながら病巣を拡大していくこと。)
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腎臓がんの免疫療法 |
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がんの転移がある場合は、免疫力を高める治療である「免疫療法(めんえきりょうほう)」を行います。「インターフェロン」や「インターロイキン2」という薬を、点滴または注射により体内へ取り入れます。
インターフェロンは特に肺へ転移したがんへ有効です。20%〜30%の確率で肺へ転移したがんが、消失または縮小します。
また、腎臓がんに対してインターフェロン以上の効果がある治療薬も開発されているようです。
それでは次のページでは、腎臓がんの手術(外科療法)についてくわしく見ていきましょう。
※次のページ「腎臓がんの治療A〜手術」へ続く・・・・
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