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腎臓とは? |
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腎臓とは、腰の少し上辺りに、左右 1つずつ存在し、ソラマメに似た形をしています。大きさは、長さ10cm、高さ5cm、幅3cmぐらいの臓器です。
腎臓の機能は、血液をろ過して、血液の老廃物を尿にする働きをしています。尿は腎臓につながっている尿の通路(腎盂:じんう)を通って膀胱(ぼうこう)へとためられます。
また、血圧のコントロールに関するホルモンや血液の生産に関わるホルモンを産生しています。
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腎臓がんの2つの種類 |
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腎臓がんは、大人(成人)にも子供にもできるがんです。子供に発生する腎臓がんは、「ウイルムス腫瘍(しゅよう)」といって大人のがんとは性質が全く違います。ここでは、大人の腎臓がんについて見ていきましょう
大人にできる腎臓がんは、発生する場所により 2つの種類に分類されています。腎臓にできるがん(腎実質にできるがん)を「腎細胞がん」、尿の通路(腎盂:じんう)にできるがんを「腎盂がん(じんうがん)」の2つです。
腎臓がんである「腎細胞がん」と「腎盂がん」は、腎細胞がんが腎臓がん全体の約90%を占めています。腎盂がんは残りの10%程度なので、一般的に腎臓がんというと「腎細胞がん」のことをいいます。
腎臓がんは普通、左右のどちらかに発生します。左右の両方に複数のがんが発生する遺伝性も腎臓がんもありますが、まれなものです。
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腎臓がんの人数と年齢 |
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腎臓がんは、40歳〜60歳ぐらいにもっとも発生しやすいとされています。性別では、女性よりも男性のに多く、だいたい75%が男性で、25%が女性です。
腎臓がんで亡くなる人は、一年で約5,000人ぐらいです。この人数は、全てのがんで見ますと、12番目に多い人数です。
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