くも膜下出血は、高血圧により脳の血管(動脈)が分岐している部分に長い間圧力が加わることで発生する「動脈瘤(どうみゃくりゅう)」が破裂することで起こることが多いです。
ですから、クモ膜下出血を予防するには、くも膜下出血の最大の原因である、「高血圧」を改善することにあります。
くも膜下出血の原因は高血圧だけではないのですが、くも膜下出血の原因の約85%が「脳動脈瘤の破裂」なので、高血圧には要注意と言えます。(動脈瘤の原因についてくわしくは「くも膜下出血の原因@」のページからご覧下さい)
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高血圧と動脈硬化・動脈瘤 |
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高血圧とは、血圧が慢性的に高くなる状態のことです。血液が流れるときに血管に加わる力がが血圧です。血圧が高くなりすぎると、血管が痛んでしまい、動脈硬化を引き起こしてしまいます。
動脈硬化は脳梗塞、脳出血を引き起こす原因となる病気なので、高血圧の解消・改善・予防は脳卒中の予防となり再発防止にもなります。
ちなみに、高血圧とされる血圧値は、「収縮期血圧 140mmHg以上 / 拡張期血圧 90以上」です。
理想的な血圧値は、「収縮期血圧(上の血圧) 120mmHg未満 / 拡張期血圧(下の血圧)
80mmHg未満」とされています。正常域とされている血圧値は「収縮期血圧 130mmHg未満 / 拡張期血圧 85未満」です。
また、高血圧は「動脈瘤(どうみゃくりゅう)」を発生させる原因になります。
動脈瘤とは、血流や血圧などの力(高血圧)により動脈が分岐している部分に長い間圧力がくわわることで、動脈の一部がコブのようにふくれてしまう状態のことです。動脈瘤は直径
1〜2mmの小さいものや胸やお腹の血管にできる 5〜6cmの大きなものまで様々な大きさがあります。
脳に発生した動脈瘤(脳動脈瘤:のう
どうみゃくりゅう)があると、高血圧などにより動脈瘤の壁が破れて出血し、くも膜下出血が発症してしまう可能性が高くなります。
高血圧の原因・症状・治療・予防などについては「高血圧」のカテゴリをご覧下さい。
また、くも膜下出血などの脳卒中の予防についてくわしくは、下記の脳卒中の予防と再発防止の解説紹介ページを参考にしていただけたらと思います。
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脳卒中の予防・再発防止 |
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