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脳卒中の危険因子 |
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脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の再発防止や予防には、脳卒中を引き起こす原因(危険因子)をなくすことが重要です。
脳卒中を引き起こす原因となるものは下記のように様々なものがあります。
▼脳卒中を引き起こす原因(危険因子)
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・脳卒中の危険因子となる病気 -
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動脈硬化 / 高血圧 / 高脂血症 / 糖尿病 / 肥満 /
不整脈 |
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・脳卒中の危険因子となる生活習慣 -
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・その他の脳卒中の危険因子 -
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一次予防と二次予防 |
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病気の予防には、2つあります。それは「一次予防」と「二次予防」です。
一次予防は、毎日の生活習慣を改善して病気にならないようにすることです。
二次予防は、病気を早期発見・早期治療して、病気が進行しないようにすることです。
脳卒中の場合の一次予防は、上記の表にあるような脳卒中に関わる生活習慣や病気などの危険因子を解消・改善することです。
また、脳卒中の場合の二次予防は、脳卒中に再びならないようにう再発を防ぐことにあたります。
上記の表にあるような病気や生活習慣、体質などの脳卒中に関わる危険因子を多く持っているほど、脳卒中が発症しやすくなります。
ですから、脳卒中の再発防止や予防をするには、まず生活習慣をあらためて、「禁煙する」、「飲酒はほどほどにする」、「肥満を解消する」、「ストレスを解消する」などを行うだけでもかなり予防としての効果が期待できます。
さらに、脳卒中に関わる病気を解消・改善することでも、脳卒中になる確率を下げることができます。
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再発しやすい脳梗塞 |
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代表的な脳卒中である「脳梗塞(のう こうそく)」、「脳出血(のう しゅっけつ)」、「くも膜下出血(くもまくか しゅっけつ)」の中でも、脳梗塞は再発しやすい病気です。
特に発症後 1ヶ月以内に再発することが多く、1年以内には約10%が、5年以内には約30%の人が再発していると言われています。これは言い換えれば、
脳梗塞が発症した後、5年以内に再発する人が3人に 1人いるということになります。
また脳梗塞の再発は、同じ場所に起こるのではなく、また別の脳の血管に起こることが多いです。
そして、再発する脳梗塞はまた同じタイプの脳梗塞が起こることが多いです。
脳梗塞での再発は、最初の時よりも後遺症が重症になったり、新たな後遺症が起こったりする危険があります。
また、後遺症の数が多くなればそれだけ日常生活へも大きな支障が出てしまうので、脳卒中の再発を防ぐことはとても大切なことなのです。
それでは次のページでは、脳卒中の危険因子について 1つづつみていきましょう。
※次のページ「脳卒中の予防と再発防止A〜高血圧・動脈硬化」へ続く・・・・
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