善玉コレステロール

- 悪玉・善玉コレステロールについて解説(脂質異常症)

善玉コレステロールとは

高齢者の生活習慣病
 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、高脂血症(脂質異常症)について解説しています。高脂血症は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、高脂血症はとても危険な病気の発症につながる可能性があります。ですから高脂血症について理解して、高脂血症の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、高脂血症を早期発見・予防できるようにしましょう!
 高脂血症について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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善玉コレステロールと悪玉コレステロールB
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     善玉コレステロールと悪玉コレステロールB


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善玉と悪玉と呼ばれる理由は?

コレステロールは、水分(血液)に溶けやすくするために「リポ蛋白(リポタンパク)」というものに変化します。

リポたんぱくは、「カイロミクロン」、「VLDL」、「LDL」、「HDL」、の4つの種類があります。

その内の、「HDL」に含まれているコレステロールが「善玉コレステロール(HDLコレステロール)」と呼ばれ、「LDL」に含まれているコレステロールが「悪玉コレステロール(LDLコレステロール)」と呼ばれています。

それでは、HDLとLDLは、なぜ、善玉と悪玉と呼ばれているのでしょうか?

悪玉と呼ばれるLDLは、コレステロールを体中の細胞へ運ぶ働きがあります。ですからLDLはとても重要な働きをしているコレステロールです。

しかし、何かの理由でLDLコレステロールが多すぎてしまうと、体の細胞や血液の中にコレステロールが貯まりすぎてしまい、動脈硬化(どうみゃくこうか)になる確率がとても高くなります。

これが、LDLコレステロールが悪玉コレステロールと呼ばれる理由です。LDLコレステロールが過剰に多くなることで動脈硬化になると、血管がボロボロになって、脳卒中(のうそっちゅう)狭心症(きょうしんしょう)心筋梗塞(しんきんこうそく)などの他の病気へのリスクも高くなってしまうのです。

対して、HDLは、血液中や細胞の余ったコレステロールを回収して肝臓へと運ぶ働きがあります。さらに、動脈硬化の原因になる血管の壁にはりついたコレステロールも回収してくれるので、動脈硬化になる危険を減らしてくれます。

これが、HDLコレステロールが善玉コレステロールと呼ばれる理由です。HDLが多いと、血管や動脈の壁にコレステロールがたまりにくくなり、動脈硬化へのリスクを減らすことができるというわけなのです。

また、中性脂肪が増えることで、善玉であるHDLコレステロールが減ってしまうということにも注意していただきたい点です。

つまり、中性脂肪が増えると、動脈硬化のリスクを減らしてくれるHDLコレステロールが減ってしまうので、動脈硬化になる可能性が高くなってしまいます。


善玉コレステロールと悪玉コレステロールについてわかって頂けたでしょうか?LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が血液中に増えると、動脈硬化になる確率が高くなってしまい、他の危険な病気が引き起こされる、というわけなのです。



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