肝臓がんの治療で大切なことは、がんを治すだけではなく、すでに低下してしまっている肝蔵の機能をこれ以上悪くしないようにすることです。
肝臓がんの方の 80%以上が、がんになる前から肝硬変(かんこうへん)を合併しています。ですから、肝機能を維持することも重要となります。
ですから、がんの状態と肝臓の機能の状態をふまえて治療法をきめなければなりません。
2004年、日本癌研究会から発表されたガイドラインでは、肝障害の程度を、A、B、C、に分類して、がんの進行度と肝障害の状態によって治療法を選ぶように示されています。
▼肝臓の障害度の分類
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・A - 肝臓障害の自覚症状がない |
・B - 症状をたまに自覚する |
・C - いつも症状がある |
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※Aから順番に症状が重くなります。
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肝臓がんの治療の方法 |
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肝臓がんの治療方法は、以下の通りです。
それでは次のページからは、それぞれの治療法についてくわしく見ていきましょう。
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