※前のページ「肝臓がんの検査と検診@」の続きです↓
超音波検査は、エコー検査・US検査ともいいます。検査方法は、超音波を発する器具をお腹にあてて超音波を発し、体の内部から反射した超音波を画像にして、その画像を見て異常がないかどうかを調べます。
この検査のメリットは、1cm以下の小さながんも発見することができる、苦痛や放射線被曝の心配がない、外来でも比較的簡単に検査ができる、などです。
ただ、デメリットもあります。それは肝臓の位置、つまり体の深いところや浅いところなど場所によって超音波の通りが悪い部分でははっきりと見分けることができないという点です。
ですから、超音波検査だけでなく、X線CT検査も必要になります。
X線CT検査は、体を輪切りにした断面の映像を撮影することができる検査です。 1cm以上の腫瘍(しゅよう)であれば診断が可能です。
アンギオCTは、よく行われるようになった検査です。動脈にカテーテールを入れて造影剤(ぞうえいざい)を注入しながらCTでの撮影を行います。
この方法では、今までのCTでは見つけられなかったガンなどの病変が発見できます。ちなみに、アンギオとは「血管撮影」という意味です。
MRI検査は、磁気により体のあらゆる角度からの画像撮影できる機械であるMRI により、がんなどの病変があるかどうかを調べる検査です。
血管造影検査とは、太もものつけ根の血管(動脈または静脈)にカテーテルという細い管を挿入し、造影剤を注入して血管の形の変化や血液の流れを調べる検査です。
体内のいろいろな臓器や血管の病気の診断や治療に使います。
|