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肝移植(かんいしょく) |
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肝移植とは、別の人の肝臓を患者へ移植する手術です。肝臓を別の人(ドナー)から提供してもらう必要があります。
日本では、脳死の状態の方からの肝移植は法的には認められています。ただ、提供してくれる方が不足しているため、行われることはほとんどありません。
ですから、家族などの近親者から肝臓の一部を提供してもらって、肝臓を移植する「生体肝移植」が中心に行われています。
肝臓の機能が悪く、ガンが小さくて数が少ない場合に、この生体肝移植はとても有効です。
▼肝臓ガンの手術で肝移植を行う条件
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・肝障害度がC(いつも肝臓に症状がある状態)である。 |
・「ガンが 1個で 5cm以下」または「 3個以下で3cm以下」 |
・切除手術や局所手術が不可能 |
・肝障害度がAかBだが、短期間にガンが繰り返し発生 |
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