骨肉腫のステージ病期

- 骨肉腫のステージ病期や基礎知識について解説。

骨肉腫のステージ病期

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、がん(ガン・癌)の中でも「骨肉腫(こつにくしゅ)」について解説しています。がんは誰でもなりうる病気ですが、特に高齢になってくると起こりやすくなる病気です。そして誰もがとても怖い病気であると感じているでしょう。しかし、だからこそガンについてしっかり目をむけて、骨肉腫の様々な種類や、症状・原因・治療、さらに気になるがんについての色々な情報から、骨肉腫をできるだけ早期発見できるようにしましょう!
 がんにならないように、そしてガンに負けないように、当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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     骨肉腫のステージ・病期


骨肉腫(こつにくしゅ)は、原発性悪性骨腫瘍(げんぱつせい あくせい こつ しゅよう)の一つなので、ステージ・病期分類は原発性悪性骨腫瘍の病期・ステージと同じです。

ちなみに、原発性悪性骨腫瘍は、「骨肉腫」以外にも、「軟骨肉腫(なんこつ にくしゅ)」、「ユーイング肉腫」、「悪性線維性組織球腫(あくせい せんいせい そしき きゅうしゅ)」、「血管肉腫」、「線維肉腫(せんいにくしゅ)」、「脊索腫(せきさくしゅ)」、「アダマンチノーマ」、などがあります。

原発性悪性骨腫瘍のステージ・病期分類は、癌(ガン)の大きさやリンパ節への転移、遠隔転移の状態で分類する「TNM分類」と、原発巣の手術を行うときに役立つことを目的とした「サージカル・シテージング・システム(Surgical Staging System)」の 2つの種類があります。

ただ、骨肉腫の場合は、「サージカル・シテージング・システム」の方がよく使われます。なぜなら、サージカル・シテージング・システムによる分類は手術するべきかどうかがはっきりとわかるからです。

それでは、原発性悪性骨腫瘍の2つのステージ・病期分類について見ていきましょう。


▼ TNM分類
T期 -
  T期は、TA期、TB期、に分けられています。
TA期 -
 腫瘍の大きさが 8cm以下で、悪性度が低く、
 転移がない状態
TB期 -
 腫瘍の大きさが 8cmより大きく、悪性度が低く、
 転移がない状態
U期 -
  U期は、UA期、UB期、に分けられています。
UA期 -
 腫瘍の大きさが 8cm以下で、悪性度が高く、
 転移がない状態
UB期 -
 腫瘍の大きさが 8cmより大きく、悪性度が高く、
 転移がない状態
V期 -
  原発腫瘍と同じ骨の中に転移がある状態
W期 -
  W期は、WA期、WB期、にわけられています。
WA期 -
 リンパ節への転移はなく、肺へ転移している状態。
WB期 -
 リンパ節への転移がなく、遠隔転移している状態。
 または肺以外の場所に遠隔転移がある状態。



▼ サージカル・シテージング・システム
T期 -
  T期は、TA、TB、に分けられています。
TA -
 悪性度の低い腫瘍が骨の中だけにあり、
 転移がない状態。
TB -
 悪性度の低い腫瘍が骨の外へ広がっているが、
 転移はない状態。
U期 -
  U期は、UA、UB、に分けられています。
UA -
 悪性度の高い腫瘍が骨の中だけにあり、
 転移がない状態。
UB -
 悪性度の高い腫瘍が骨の外まで広がっているが、
 転移はない状態。
V期 -
  遠隔転移がある状態。


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