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原発性悪性骨腫瘍(げんぱつせい あくせい こつしゅよう)とは、骨から発生した悪性腫瘍のことで、まれな病気です。
原発性悪性骨腫瘍には、色々な種類がありますが、下記に代表的なものを紹介します。
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骨肉腫(こつにくしゅ) |
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骨肉腫とは、腫瘍細胞自体が骨をつくる原発性悪性骨腫瘍の 1つで、悪性骨腫瘍の中で最も多く見られるものです。悪性骨腫瘍の約50%が骨肉腫です。(骨肉腫についてくわしくは「骨肉腫とは?」のページをご覧下さい。)
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軟骨肉腫(なんこつにくしゅ) |
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軟骨肉腫とは、腫瘍細胞が軟骨を作るが、直接骨を作ることはない悪性腫瘍のことです。原発性悪性骨腫瘍の中では、骨肉腫の次に多くみられます。
発生する場所は、大腿骨(だいたいこつ:太ももの骨)、上腕骨(じょうわんこつ)などの手足やその付近(股関節・肩関節)、肋骨(ろっこつ)、骨盤、などによく発生します。骨肉腫よりも転移する危険は少なく、ゆっくり大きくなることが多いです。20〜30歳代に多くみられます。
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ユーイング肉腫 |
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ユーイング肉腫とは、ユーイングという人が最初に報告した肉腫です。軟骨肉腫の次の
3番目に多くみられる原発性悪性骨腫瘍ですが、悪性骨腫瘍の 5%程度のまれなものです。悪性度は高く、進行がとても早いです。
発生する場所は、手足の付け根あたりの骨、肋骨(ろっこつ)、骨盤、などです。10歳ぐらいから20歳代に多くみられます。
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