心筋梗塞と狭心症(きょうしんしょう)の予防は、心筋梗塞の原因である動脈硬化や、高血圧、糖尿病、高脂血症(こうしけつしょう)、肥満(メタボリックシンドローム)を予防することが大切です。
心筋梗塞と狭心症の原因となる動脈硬化などの様々な病気は、毎日の生活習慣に大きく関わっています。
ですから、心筋梗塞と狭心症を予防するには、動脈硬化、高血圧、糖尿病、高脂血症(こうしけつしょう)、肥満(メタボリックシンドローム)にならないために、生活習慣を改善することにあるのです。
それでは、心筋梗塞と狭心症の予防のために、どのように生活習慣を改善すれば良いのでしょうか?
生活習慣の改善は2つあります。それは「食生活の改善」と「生活活動の改善」です。
それでは、このページでは、食生活による心筋梗塞と狭心症の予防について見ていきましょう。
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塩分を制限する |
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高血圧は、心筋梗塞や狭心症(きょうしんしょう)を発症する確率を高めてしまいます。高血圧が続くと、血管に大きな圧力が加わり続けることで、血管を痛めて、動脈硬化になりやすくなります。
ですから、高血圧を予防・改善することは、心筋梗塞や狭心症を予防することに繋がります。
高血圧の予防と改善でよく言われるのが、塩分制限です。塩分の摂取量は 1日で
6g未満に抑えることが大切です。
高血圧と塩分については、「高血圧」のカテゴリの下記のページで解説していますので、ご覧下さい。
・高血圧の原因A〜高血圧と塩分
・高血圧の予防・対策・改善A〜塩分T
・高血圧の予防・対策・改善A〜塩分U
・高血圧の予防・対策・改善A〜塩分V
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カリウムをしっかり取る |
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カリウムは、体内の塩分を排出して、血圧を下げる作用があります。つまり、体内にカリウムが不足すると、高血圧になり、心筋梗塞が発症する確率を高くします。
また、心筋梗塞になって心臓に流れる血液の量が不足したときに、心筋の細胞にカリウムが不足していると、心筋が壊死(えし)しやすくなってしまいます。
ですから、カリウムは十分取ることが大切です。
カリウムが含まれている食品やカリウムについては、「高血圧」のカテゴリの「高血圧の予防・対策・改善B〜カリウム」のページをご覧下さい。
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肥満を解消する |
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高血圧でさらに肥満していると、心筋梗塞になる可能性が高くなります。さらに肥満していると心臓への負担も大きくなり、血圧も上がりやすくなります。
ですから、肥満を解消することは心筋梗塞や狭心症の予防につながります。痩せるだけで血圧は下がるので、食生活を改善して摂取するカロリーの量をひかえ、毎日3食バランスよく食べるようにしましょう。
肥満やメタボリックシンドロームについては、「」のページをご覧下さい。
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