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脂質はバランスよくとる |
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脂質(脂肪)は、取りすぎるとコレステロールが増えて高脂血症(こうしけつしょう)になったり、肥満するなどの原因から取らないほうが良いと思っている方もいらっしゃるでしょうが、脂質は取らなすぎてもよくないんです。
脂質は、糖質・たんぱく質と並んで 3大栄養素の一つとしてとても重要なものなのです。ですから、脂質はバランスよく摂取することが重要です。
脂質は、細胞・血液・ホルモン、などの原料となり、ビタミンの吸収をよくします。脂質が足りないと、血管が弱くなってしまい、血管の障害が起こりやすくなり、心筋梗塞や狭心症につながってしまいます。
脂質は、1日にとる総カロリーの20〜25%ぐらいの割合で取るのが理想です。また、脂質には動物性脂肪と植物性脂肪がありますが、この2種類の脂肪もバランスよく半々で取るようにしましょう。
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コレステロールもバランスよく! |
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コレステロールが血液の中に増えすぎてしまうと、動脈の血管の内側の壁にたまって動脈硬化が進行する可能性が高くなり、心筋梗塞や狭心症になる確率も高くなります。
ただ、コレステロールは少なすぎてもよくありません。コレステロールは私たちの体の細胞膜やホルモンの材料になるなど、様々な成分になる重要なものなのです。
コレステロールは多すぎると動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高くなりますが、少なすぎると細胞膜が弱くなるので、血管が破れやすくなるので、脳卒中などになるリスクが高くなってしまいます。
ですから、コレステロールもバランスよくとることが大切です。
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食物繊維を取る |
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食物繊維はコレステロール値を下げる降下があります。食物繊維には水に溶けやすい「水溶性」と、水に溶けにくい「不溶性」がありますが、コレステロールを下げる作用が強いのは「水溶性」です。
さらに食物繊維は、血液の中のナトリウム(塩分)を排出して血圧を下げる効果や、食事による血糖値(血液の中のブドウ糖の量)が急激に上がるのを抑える効果もあります。
食物繊維、特に水溶性の食物繊維(果物・野菜・こんにゃく・海藻類など)もしっかりと取るようにしましょう。
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動脈硬化を予防しよう! |
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動脈硬化は加齢によっても発生しやすくなりますが、日々の生活の中でなるべく予防していきたいものです。
動脈硬化の予防には、予防に効果のある食品を取ることでも可能です。たとえば、大豆、椎茸、こんにゃく、魚介類、香味野菜(たまねぎ・にんにく、他)、ごま、ビタミン(βカロテン・ビタミンC、ビタミンE、他)などです。
動脈硬化に関してくわしくは、「動脈硬化・高脂血症」のカテゴリページからご覧下さい。
次のページでは、心筋梗塞と狭心症の予防を日常生活から見ていきましょう。
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