中性脂肪の薬

- 中性脂肪の薬と高脂血症について解説(脂質異常症)

中性脂肪薬

高齢者の生活習慣病
 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、高脂血症(脂質異常症)について解説しています。高脂血症は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、高脂血症はとても危険な病気の発症につながる可能性があります。ですから高脂血症について理解して、高脂血症の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、高脂血症を早期発見・予防できるようにしましょう!
 高脂血症について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
高齢者の生活習慣病
トップページ
高脂血症(脂質異常症)
一覧へ
高脂血症の薬物療法B
〜中性脂肪を下げる薬〜
 スポンサーリンク
     高脂血症の薬物療法B〜中性脂肪を下げる薬


※前のページ「高脂血症の薬物療法A〜コレステロールの薬」の続きです


中性脂肪(トリグリセリド)を下げる薬

中性脂肪(トリグリセリド)を下げる薬には主に、「ニコチン酸製剤」、「クロフィブラート系製剤」、などがあります。

それではそれぞれの薬について簡単に見ていきましょう。



ニコチン酸製剤 (にこちんさんせいざい)

ニコチン酸製剤とは、中性脂肪とコレステロールの両方が多い人に使われるのが普通ですが、どちらか一方だけが多い人にも使います。

ビタミンB群の一種である「ニコチン酸」は、肝臓での中性脂肪(トリグリセリド)の合成を抑制します。そして、血液中のコレステロールと中性脂肪を減らして、HDL値(善玉)を上昇させます。

薬が効くスピードは穏やかで、総コレステロール値は約15%、中性脂肪は20%ぐらい下げるといわれています。

また、動脈硬化の予防効果もあります。

副作用は、顔のほてり(フラッシング)、皮膚のかゆみ、体が熱くなる、口が渇く、糖尿病の人ではニコチン酸製剤を飲むと血糖値が上がることが多いです。



クロフィブラート系製剤

クロフィブラート系製剤とは、中性脂肪(トリグリセリド)の合成を抑制します。

この薬による中性脂肪が下がる効果は強く約30〜40%ですが、コレステロールを下げる効果は、約10%ぐらいです。

また、HDL(善玉)を増加させるので、動脈硬化の予防効果もあります。

副作用は、筋肉が萎縮(いしゅく)する横紋筋融解症(おうもんきん ゆうかいしょう)」、胃腸障害、肝臓障害、胆石、などがあります。



 それでは次のページでは、薬物療法の注意点について見ていきましょう。

※次のページ「高脂血症の薬物療法C〜注意点」へ続く・・・・



スポンサーリンク


次のページ「高脂血症の薬物療法C〜注意点」へ進む
前のページ
  「高脂血症の薬物療法A〜コレステロールの薬」へもどる


高脂血症(脂質異常症) 一覧へ

高齢者の生活習慣病 トップページへ


高齢者の生活習慣病
動脈硬化
高血圧
高脂血症
糖尿病
肥満
メタボリックシンドローム

脳卒中
脳卒中
脳梗塞
脳出血
くも膜下出血

心筋梗塞・狭心症
心筋梗塞
狭心症

がん(癌)
がんの知識T基礎
がんの知識U治療
がんの知識Vその他
種類別のがん
肺がん
胃がん
大腸がん
肝臓がん
すい臓がん・胆道がん
食道がん
悪性リンパ腫
白血病・多発性骨髄腫
膀胱・腎臓・副腎がん
咽頭がん・喉頭がん
口腔がん(舌・歯肉がん)
脳腫瘍・甲状腺がん
皮膚がん
骨肉腫・軟部肉腫
種類別 女性のがん
子宮がん・絨毛がん
乳がん
卵巣がん・膣・外陰がん
種類別 男性のがん
前立腺がん・精巣がん
Copyright (C) 高齢者の生活習慣病 All Rights Reserved