仮面高血圧

- 仮面高血圧の正体について解説

仮面高血圧とは

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、高血圧(こうけつあつ)について解説しています。高血圧は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、高血圧はとても危険な病気の発症につながる可能性があります。ですから高血圧について理解して、高血圧の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、高血圧を予防できるようにしましょう!
 高血圧について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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仮面高血圧とは?
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     仮面高血圧とは?


仮面高血圧(かめん こうけつあつ)とは、病院などで血圧を測ると正常なのに、自宅や職場などの生活環境では高血圧になっている状態のことです。



仮面高血圧の原因

仮面高血圧が起こる原因は、病院という普段と違う環境ではリラックスできるが、自宅や職場などの環境でストレスを感じるという方に起こりやすいです。

また、「過度の喫煙(ヘビースモーカー)」も仮面高血圧の原因となります。喫煙自体が高血圧の原因となりますが、病院ではタバコは吸えないため、血圧が下降することで測定結果が正常になってしまうので、日常の高血圧に気付くことができなくなってしまいます。

また、「たんぱく尿」の人や、心臓の筋肉が肥大(ひだい)して、心筋の重量の増加している「心肥大(しんひだい)」の人で、病院での血圧が正常な場合は、仮面高血圧である可能性があります。



仮面高血圧とされる血圧値

仮面高血圧とされる血圧の数値は、下記の通りです。病院で測定したときの血圧と自宅で測定したときの血圧が下記の数値に当てはまっている方は仮面高血圧です。


▼仮面高血圧とされる血圧値
病院で測定したときの血圧
血圧値= 「上(収縮期血圧)140mmHg未満」
       「下(拡張期血圧) 90mmHg未満)」
自宅で測定したときの血圧
血圧値= 「上(収縮期血圧)135mmHg以上」
       「下(拡張期血圧) 85mmHg以上)」


病院での測定では正常なので何も問題ないと思っていたら、合併症(高血圧により起こる病気)が発症したので、調べてみたら仮面高血圧だったというケースがあるので、注意が必要です。

また高血圧の治療をしている方が、病院での血圧が正常になったので問題ないと思っていたら、実際には高血圧が進行していて合併症が発症してしまったというケースもあります。



仮面高血圧かどうかを調べるには・・・

仮面高血圧であるかどうかを調べるには、自宅で血圧を測定する必要があります。

血圧を測定する器械は購入することができます。値段はだいたい 5,000円から 1万円ぐらいです。上腕(ちからこぶがある部分の腕のこと)で測定するものが良いでしょう。

血圧の測定は、朝と夜の 1日 2回で、でなるべく時間を決めて毎日同じ時間に行いましょう。体を動かした直後や、入浴の後、お酒を飲んだ後ですと、血圧が正常よりも変化するため、身体も気持ちも落ち着いた状態で測りましょう。

また、病院での精密検査として、血圧計を腰につけて24時間測定し、1日の血圧の変化を調べることもあります。



仮面高血圧と早朝高血圧

仮面高血圧のほとんどは「早朝高血圧」です。早朝高血圧とは、早朝に血圧が高くなってしまうものです。

早朝高血圧についてくわしくは「早朝高血圧とは?」のページをごらんください。



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