腎臓と高血圧

- 二次性高血圧や腎臓と高血圧について解説

腎臓と高血圧

高齢者の生活習慣病
 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、高血圧(こうけつあつ)について解説しています。高血圧は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、高血圧はとても危険な病気の発症につながる可能性があります。ですから高血圧について理解して、高血圧の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、高血圧を予防できるようにしましょう!
 高血圧について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
高齢者の生活習慣病
トップページ
高血圧
一覧へ
高血圧になる原因C〜二次性高血圧T
 スポンサーリンク
     高血圧になる原因C〜二次性高血圧T


※前のページ「高血圧の原因B〜高血圧と喫煙


二次性高血圧とは?

血圧は、「血流量が増える」、「血管抵抗が高くなる」、という 2つのうちのどちらかがあると、高血圧になってしまいます。つまりこの 2つは、「高血圧の要因」といえます。(ちなみに、血管抵抗とは、血液の流れに対する抵抗のことです。)

2つの高血圧の要因を起こさせる原因が、はっきり特定できない高血圧を「本態性高血圧(ほんたいせい こうけつあつ)」といいます。日本人のほとんどがこの本態性高血圧です。

そして、何か別の病気により2つの高血圧の要因が引き起こされている場合を、「二次性高血圧」といいます。


本態性高血圧については、「高血圧の原因@」のページから解説しましたので、このページでは、二次性高血圧について見ていきましょう。



二次性高血圧を引き起こす病気

二次性高血圧は、様々な病気が原因となり引き起こされる高血圧です。そして、二次性高血圧は、大きく 4つに分類することができます。

それは、腎臓(じんぞう)の病気から起こる「腎実質性高血圧(じんじっしつせい こうけつあつ)」、腎臓の血管(動脈)の病気から起こる「腎血管性高血圧」、血管の病気から起こる「血管性高血圧」、内分泌の異常により起こる「内分泌性高血圧(ないぶんぴつせい こうけつあつ)」です。


・腎実質性高血圧 (じんじっしつせい こうけつあつ)

腎実質高血圧(じんじっしつ こうけつあつ)は、腎臓の病気により起こる高血圧です。二次性高血圧の中でもいちばん多い高血圧のタイプです。

腎実質高血圧を引き起こす病気は、「慢性糸球体腎炎(まんせい しきゅうたい じんえん)」、「慢性腎盂腎炎(まんせい じんう じんえん)」、「糖尿病性腎症(とうにょうびょう せい じんしょう)」、「多発性嚢胞腎(たはつせい のうほうじん)」、などがあります。

腎臓が病気により機能が低下してしまうと、体内のナトリウムが排出できなくなることで、血圧が上がってしまいます。(ちなみに食塩は、ナトリウムと塩素からできています。)


・腎血管性高血圧(じんけっかんせい こうけつあつ)

腎血管性高血圧(じんけっかんせい こうけつあつ)とは、腎臓の動脈などの血管の病気により引き起こされる高血圧で、動脈が狭くなり、血液の流れが悪くなることで起こります。

腎血管性高血圧を引き起こす病気は、「動脈硬化」、「大動脈炎症候群(だいどうみゃくえん しょうこうぐん)」、「線維筋性異成形(せんいきんせいいせいけい)」、などがあります。



※次のページ「高血圧の原因D〜二次性高血圧U」へ続く・・・・


スポンサーリンク


次のページ「高血圧の原因D〜二次性高血圧U
前のページ「高血圧の原因B〜高血圧と喫煙」へ

高血圧一覧へ

高齢者の生活習慣病 トップページへ


高齢者の生活習慣病
動脈硬化
高血圧
高脂血症
糖尿病
肥満
メタボリックシンドローム

脳卒中
脳卒中
脳梗塞
脳出血
くも膜下出血

心筋梗塞・狭心症
心筋梗塞
狭心症

がん(癌)
がんの知識T基礎
がんの知識U治療
がんの知識Vその他
種類別のがん
肺がん
胃がん
大腸がん
肝臓がん
すい臓がん・胆道がん
食道がん
悪性リンパ腫
白血病・多発性骨髄腫
膀胱・腎臓・副腎がん
咽頭がん・喉頭がん
口腔がん(舌・歯肉がん)
脳腫瘍・甲状腺がん
皮膚がん
骨肉腫・軟部肉腫
種類別 女性のがん
子宮がん・絨毛がん
乳がん
卵巣がん・膣・外陰がん
種類別 男性のがん
前立腺がん・精巣がん
Copyright (C) 高齢者の生活習慣病 All Rights Reserved