※前のページ「乳がんの検査と検診@」の続きです。
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超音波検査 |
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超音波検査とは、超音波を乳房に当てて、その反射波でしこりの様子を確認する検査です。マンモグラフィーでは、しこりを発見できても、しこりの中の構造まではよく見えませんが、超音波検査ではしこりが良性なのか悪性なのかをある程度判断することができます。
超音波検査は、放射線を浴びることなく検査を受けることができ、痛みもありません。
乳ガンであるかを診断する場合は、マンモグラフィーと超音波検査の両方を行います。
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生検(せいけん) |
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生検とは、針などにより病変(腫瘍)の細胞や組織を一部採取することです。そして、採取した細胞に癌(ガン)があるかどうかを顕微鏡で調べる検査を「細胞診」、採取した組織を調べる検査を「組織診」といいます。。
細胞診と組織診の違いは、簡単にいうと、細胞診は病変をほんの少しだけ採取して調べる検査で、組織診は病変を大きく採取して調べる検査です。採取する病変が大きい分、組織診のほうがはっきりと病変を診断できます。
生検は、乳ガンの場合は、画像検査を行っても判断ができない場合や、さらに多くの情報を得るためにに行います。まずは細胞診を行い、それでも判断がむずかしい場合は組織診を行って、ガンであるかどうかなどの判断をします。
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マンモトーム |
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マンモトームとは、乳ガン専用の針生検の機械です。マンモグラフィーでしこりが発見されたときに使われます。
生検とは、針で異常のある組織を採取して、顕微鏡で調べる検査ですが、マンモトームで行われる生検を「マンモトーム生検」といいます。
マンモトームによる検査は、2004年 4月に保険が適用になった検査です。
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