食道がんの手術

-食道癌・食道がんの手術について解説。

食道がん手術

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、がん(ガン・癌)の中でも食道がんについて解説しています。がんは誰でもなりうる病気ですが、特に高齢になってくると起こりやすくなる病気です。そして誰もがとても怖い病気であると感じているでしょう。しかし、だからこそガンについてしっかり目をむけて、食道ガンの様々な種類や、症状・原因・治療、さらに気になるがんについての色々な情報から、食道癌をできるだけ予防していきましょう!
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食道がんの外科療法(手術)

内視鏡による治療(内視鏡的粘膜切除術)ができない状態の早期がんと進行がんは、外科手術を行います。

食道は頸部食道、胸部食道、腹部食道に分けることができ、それぞれの場所によってがんの進み具合が違うので、がんの発生部位、進行具合、がんの状態によって最適な手術方法が行われます。

食道がんの手術は、食道の周りに肺や心臓などの重要な臓器や動脈などがあることや、胸を切り開いたとき、肋骨などがあるなどの理由から高い技術を必要とします。

標準的な手術の進め方は、食道の大部分を切除して、リンパ節の郭清(かくせい)を行います。そして、胃をつり上げて首のところの頸部食道(けいぶしょくどう)とつなぐか、小腸を使って(切り取って)食道を再建します。

※リンパ節郭清とは、がんが発生している臓器周辺のリンパ節を切除することです。


それでは、部位別の食道がんの手術方法を見ていきましょう。



頸部食道がんの手術

頸部食道(けいぶ しょくどう)とは、のど と近い部分の食道です。この頸部食道に発生したがんの場合、がんが小さく、周囲へがんの広がりがないのであれば頸部食道を切除し、頸部のリンパ節郭清を行います。

がんがのどや気管にまで進んでいる場合は、咽頭(いんとう)や喉頭(こうとう)も切除します。喉頭を切除した場合、声が出せなくなります。

食道を切除した後は、食道の代わりに小腸の一部を移植して再建します。



胸部食道がんの手術

胸部食道(きょうぶ しょくどう)とは、胸の辺りの食道のことです。この胸部食道にできたガンの場合は、胸部食道を切除して周りのリンパ節を郭清します。

胸部食道を切除した後は、胃を引き上げて残っている食道をつないで、食道を再建します。また、胃を引き上げる方法ができない場合は、小腸を使います。



腹部食道がんの手術

腹部食道とは、胃に近い部分の食道のことです。腹部食道に発生したがんの場合は、胸の左側を開き、食道の下部と胃の噴門部(ふんもんぶ)を切除します。

腹部食道がんが進行すると、胃の噴門部への浸潤や腹部のリンパ節への転移が多いので、食道の下部と胃の噴門部の切除、そしてリンパ節郭清を行います。


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