がんの治療成績は、ガンの進行の程度やガンの深さ、リンパ節転移があるかどうかでかなり変わってきます。
胆嚢がん(胆のうがん)の手術後の 5年生存率は、胆嚢がん全体で 約40%ぐらいです。胆管がんの手術後の 5年生存率は、胆管がん全体で 約30%ぐらいです。
手術ができない場合、完治することはとてもむずかしいです。
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胆嚢がんの生存率 |
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早期の胆嚢がんでも、さらに早期の状態(粘膜層内にがんがとどまっている)の場合は、手術後の 5年生存率はほぼ 100%です。
ただ、早期でも粘膜下層にまで癌(がん)が進んでしまっている場合は、手術後の 5年生存率は 約50%ぐらいになります。
進行がんになると、手術できても 5年生存率は 約20%ぐらいです。
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胆管がんの生存率 |
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黄疸がなく、がんを手術により全て取り除くことができれば、5年生存率は 約50%ぐらいです。
がんが発生した場所が、上部であるほど(肝臓に近い場所であるほど)、予後は悪くなります。
乳頭部がんは、全体で 5年生存率は 約50〜70%ぐらいです。
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