胆嚢(胆のう)にポリープができることがあります。超音波による検査により、5〜9%ぐらいの確率で出っ張った病変がみつかることがあります。
これは多くの場合「コレステロールポリープ」です。コレステロールポリープは、超音波の検査で見つけることができるのですが、ときには腺腫(せんしゅ)とコレステロールポリープを見分けることが難しい場合もあります。
腺腫は、さらに小さな癌(がん)と見分けることが難しくなります。(腺腫とは、良性のしこりのようなものです)
このようなときは、超音波内視鏡検査やCT検査などを受けて、しっかりと診断してもらう必要があります。
ポリープが発見されたら、ポリープが 5mm以下の場合は経過を観察します。 5〜10mmの場合は
3ヶ月ごとに検査して、大きくなっているようであれば手術します。10mm以上の場合は手術を行います。手術法は内視鏡による手術か開腹手術になります。
 |
コレステロールポリープとは? |
|
|
コレステロールポリープとは、胆嚢(胆のう)の粘膜固有層にコレステロールエステルをたくわえた組織球(泡沫細胞)が集まり、ポリープ状に隆起したものです。高頻度にみられ、大きさは5mm以下のものがほとんどです。
コレステロールポリープの症状はありません。超音波検査で発見することができます。頻度は5〜9%と高い確率で、しばしば胆嚢結石(コレステロール結石)を合併します。
|