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ポリープとは? |
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ポリープとは、粘膜や皮膚から発生しする、球状、またはキノコ状に突出したイボのようなものです。
体の色々な場所に発生しますが、主に「のど(声帯)」や「胆のう」、また、「胃」、「十二指腸(じゅうにしちょう)」、「小腸」、「大腸」、の内側の粘膜(食べ物が触れる内側の表面)に発生します。
ポリープが発生する理由は不明です。1つポリープが発生したり、多数のポリープが発生したりすることもあります。
また、無数に粘膜面にくっついてできることもあり、このポリープを「ポリポージス」といいます。
ポリープには、ほうっておいても消失してしまうものもありますが、がん化、つまり癌(がん)になってしまうものもあります。
ポリープとがんの関係については、まだはっきりとはわかっていませんが
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胃ポリープ |
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胃ポリープは、胃の内側の粘膜から発生するポリープです。
胃ポリープは、「腺腫性ポリープ(せんしゅせい ぽりーぷ)」、「過形成性ポリープ(かけいせいせいぽりーぷ)」、「胃底腺ポリープ(いていせんぽりーぷ)」、の3つの種類がよく見られます。
「腺腫性ポリープ」と「過形成性ポリープ」はがん化する可能性があります。「胃底腺ポリープ」はがんにはなりません。
胃ポリープができても、特別な症状はあらわれません。
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大腸ポリープ |
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大腸ポリープは、大腸の内側の粘膜から発生するものです。
大腸ポリープは、「腫瘍性ポリープ(しゅようせい ぽりーぷ)」と「非腫瘍性ポリープ(ひ しゅようせい ぽりーぷ)」に大きく分けられます。
「腫瘍性ポリープ」は、がん化する可能性があります。「非腫瘍性ポリープ」は、がん化することはありません。
大腸ポリープの症状は、小さなポリープでは症状がほとんどありませんが、ポリープが大きくなると血便が起こります。血便は便に血が混じる症状で、肉眼ではわからないぐらいの血が混じる場合もあります。
大腸ポリープについてさらにくわしくは、「大腸がん」のカテゴリの「大腸ポリープと大腸がん」と「大腸ポリープの症状」のページをごらんください。
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胆のうポリープ |
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胆のう(胆嚢)の粘膜面に発生する粘膜の盛り上がりを胆嚢ポリープといいます。
胆のうポリープは、「腫瘍性ポリープ(しゅようせい ぽりーぷ)」と「非腫瘍性ポリープ(ひ しゅようせい ぽりーぷ)」に大きく分けられます。
ほとんどが良性ですが、ポリープが大きくなると悪性の可能性が高くなります。
胆のうポリープの症状は、ほとんどの場合、症状があらわれません。ただ、ポリープの大きさや発生した場所よって、腹痛や不快感などが現れることがあります。
胆のうポリープについてさらにくわしくは、「すい臓がん・胆道がん」のカテゴリの「胆嚢のポリープ」のページをごらんください。
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声帯ポリープ |
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声帯ポリープとは、声を出す期間である声帯に生じるポリープです。ポリープの大きさはさまざまで、片側の声帯に発生することが多いですが、両側の声帯にできることもあります。
声帯ポリープは悪性化はしません。症状は、声がれ、のどの違和感、発声時の違和感、などが起こります。
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