すい臓がん(膵臓がん)の 5年生存率は、すい臓がん全体では 約10〜20% と低い数値です。
ただ、手術によりがんを切除することができれば、T期の膵頭部がん(すいとうぶ がん)で 約60% 、T期の膵体尾部がん(すいたいびぶ がん)では 約77% です。
手術によりガン(癌)が切除できない場合は、その他の様々な治療をしても、1年生存率が 約15%、3年生存率が 約2% になります。
すい臓がんは、手術ができる場合とできない場合では、大きく生存率のパーセンテージが変わってしまいます。ですから、長期生存のためには早期での発見が大切です。
▼すい臓がん(膵臓がん)の生存率
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・すい臓がん全体 - 5年生存率 約10〜20% |
・T期の膵頭部がんの手術後 - 5年生存率 約60% |
・T期の膵体尾部がんの手術後 - 5年生存率 約77% |
・手術ができず別の治療をした -
1年生存率が 約15% 3年生存率が 約2% |
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※数値はあくまで目安です。
▼ステージ別(病期別)のすい臓がんの 5年生存率
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・T期 - 5年生存率 約60%
がんの大きさが 2cm以下で、ガンがすい臓(膵臓)まで にとどまっている状態。 |
・U期 - 5年生存率 約40%
がんはすい臓の内部にとどまっているが、大きさが 2cm 以上あるか、第 1群のリンパ節の転移にとどまっている 状態。 |
・V期 - 5年生存率 約25%
がんはすい臓の外へ少し出ているが、リンパ節転移は ないか、第
1群までに限られている。また、ガンはすい臓の 内部でとどまっているが、リンパ節転移は第 2群まである 状態。 |
・W期 - 5年生存率 約11%
がんがすい臓の周囲の臓器や器官にまで進んでいるか、 離れた臓器まで転移がある状態。 |
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※数値はあくまで目安です。 |