すい臓がんの治療は、外科療法(手術)、化学療法(抗がん剤)、放射線治療、温熱療法などがありますが、基本となるのは手術です。すい臓がんを治すには、手術によりガンを切除するしかありません。
ただ、手術により切除できるのは、すい臓がんの方の 約40%です。言い換えれば、約60%の方が手術では切除しきれないということになります。
がんが進行すると、すい臓の周囲の大きな血管にもがんが進行してしまうので、膵臓(すいぞう)を切除することは不可能です。
最近では、検査などの技術の進歩により、切除可能なすい臓がんの発見数は増えてきてはいますが、すい臓がんは早期に進行しやすく症状があらわれにくいので、検査で発見されたときにはすでに約90%が進行がんです。
すい臓がんの手術は、ガンの状態により下記のように様々な方法があります。
▼すい臓がんの手術
手術により切除ができない場合は、抗がん剤治療(化学療法)、放射線治療、免疫療法などを同時におこなう集学的療法をおこないます。
それでは次のページでは、すい臓がんの手術についてそれぞれくわしく見ていきましょう。
※次のページ「すい臓がんの治療A〜手術」へ続く・・・・
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