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化学療法(抗ガン剤治療) |
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胃がんを完全に治療できる抗がん剤はありません。胃がんは抗がん剤が効きにくいがんの一つです。まれに抗がん剤が効く場合もありますが、多くは副作用に苦しんだだけという結果になります。
抗がん剤による治療の目的は、延命にあります。胃がんの方に抗ガン剤を利用する場合は以下の通りです。
・進行がん(晩期がん)の手術の後に補助として行う
・がんが再発してしまった方の延命のために行う
・手術ができない末期がんの方の延命のために行う
手術の後に補助として行われる化学療法で、再発を防ぐことはできません。
胃がんの抗がん剤治療の方法は、
・入院して点滴などで行う
・通院しながら点滴で行う
・通院しながら経口抗ガン剤を服用する。
などがあります。どれもメリットとデメリットがあるため、医師とよく相談して決めることになります。
胃がんによる抗がん剤治療は、効くか効かないかが人によって違うため、使ってみないとわからないという問題があります。そして、使ってみて最初効果があったように見えても、ほとんどの場合、再発していまいます。
それでは次のページでは、胃がんの放射線療法・免疫療法について見ていきましょう。
※次のページ「胃がんの治療D〜その他の胃癌治療」へ続く・・・・
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