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化学療法(抗がん剤治療)は、抗がん剤を体内へいれて腫瘍細胞を攻撃する治療です。点滴で体内へ取り入れる方法や、腫瘍に血液を送っている動脈に直接抗がん剤を注入して、腫瘍を死滅させる方法などがあります。
軟部肉腫の化学療法では、手術の前に腫瘍を小さくするために抗がん剤による治療が行われたり、手術後に再発や転移を防ぐために行われたりします。転移の可能性がある場合は、1年間ぐらい抗がん剤治療を行います。
また、手術ができない場合に、抗がん剤治療を行うこともあります。
放射線療法とは、放射線により腫瘍細胞を死滅させ、腫瘍を小さくする治療法です。
軟部肉腫には放射線が効きずらいことが多いので、放射線のみの治療を行うことはありません。
軟部肉腫で放射線が使われるのは、手術前に腫瘍を小さくして手術で切除しやすくする場合や、手術ができない場合、また手術後に腫瘍の取り残しの可能性がある場合などに行います。
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