がん保険とは、民間の保険会社によるもので、高額ながんの医療費が公的助成制度(こうてき じょせい せいど)だけでは十分ではないとして始まったものです。
がん保険は、「がん診断保険金」、「がん入院保険金」、「がん手術保険金」「がん退院後療養保険金」、というように、がんの治療の全てを保障してくれます。また、がん保険は、再発なども含めて長期的に対応してくれます。
お金を受け取るには、がん保険に加入している人が、「がんである」と診断されたら、決められた金額が「診断給付金(しんだん きゅうふ きん)」として支払われます。また、入院したり、手術をした場合にも、給付金が支払われます。
もらえる金額に関しては、保険の契約内容などにより異なります。
また、がん保険の「生前給付保険(せいぜん きゅうふ ほけん)」は、診断によりがんを治すことができず、余命が限られている患者さんに、死亡保険と同じ金額の保険金が支払われる保険です。
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がん保険と加入条件 |
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がん保険は、すでにがんである人は新規で加入することができません。そして、がん保険に加入しても、加入してから一定期間はがん保険が適応されません。一定期間とは、だいたい
3ヶ月ぐらいです。
がん保険に加入して3ヶ月以内にがんになったとしたら、がん保険は適応されず、給付金を受け取れないということになってしまいます。
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がん保険の保障項目 |
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がん保険が適応され、給付金を受け取れるときはどのようなケースがあるのか見ていきましょう。
▼ がん保険の保障項目
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・診断給付金 -
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「がんである」と診断されたときに受け取れる給付金です。 |
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・入院給付金 -
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・長期入院給付金 -
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がんより、決められた日数以上入院した場合、入院日数に応じて支払われる給付金のことです。 |
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・手術給付金 -
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がんにより手術を受けたときに支払われる給付金のことです。 |
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・特定手術給付金 -
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がんにより後遺障害を伴う所定の手術を受けたときに受け取れる給付金のことです。 |
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・退院後療養給付金 -
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がんで入院後した後、退院して、その後の療養生活のために支払われる給付金のことです。 |
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・通院給付金 -
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がんの治療のために通院した場合に受け取れる給付金のことです。通常、退院後の通院である、などの一定の条件があります。 |
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・退院後ケア給付金 -
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がんで入院し、退院した日から毎年1年ごとに支払われる給付金です。 |
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・がん女性特定手術給付金 -
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がんで後遺障害を伴う女性特有の手術を受けたときに支払われる給付金のことです。 |
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・重度一時金 -
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がんの症状が重度状態にあると診断されたときに支払われる給付金のことです。 |
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それでは次のページでは、がんの定期型タイプと終身型タイプについて見ていきましょう。
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