前立腺肥大の症状

-前立腺肥大の症状について解説。前立腺肥大の症状(ぜんりつせんひだいのしょうじょう)

前立腺肥大症状

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前立腺肥大の症状

前立腺肥大の症状

     前立腺肥大の症状

 前立腺肥大の症状は、放置するとどんどん進行していきます。前立腺肥大症の進行具合は、前立腺の大きさと表れる症状によって、3つに分類して説明されています。

 ただ、前立腺肥大の方が全てこの分類どうりに症状がでたり、病状が進行するわけではありませんので、目安として参考になさってください。


第一期 膀胱刺激期
 初期の段階では、尿道には特に影響はありませんが、おしっこの出が悪くなる排尿障害が起こります。

 内線(前立腺の内側で尿道を取り囲む回りの線組織のこと)が肥大して、膀胱の出口の所の後部尿道を刺激するために、後部尿道や会陰部(えいんぶ)の不快感、重圧感を感じます。

 さらに肥大した前立腺が尿道括約筋(にょうどうかつやくきん)や排尿筋を刺激するために、頻尿傾向がでてきます。また、日中だけでなく、夜寝ている間にトイレに行きたくなる回数が多くなります。これを夜間頻尿(やかんひんにょう)といいます。

 尿は、お腹に力をいれて力まないと尿が出なくなってしまい、尿を出そうとしてもなかなか出なくなります。尿の出る勢いは弱くなり、全部尿が出終わるまで時間がかかります。


第二期 残尿期
 さらに前立腺肥大症がひどくなると、排尿しても膀胱の尿が全部出なくなります。これを残尿(ざんにょう)といいます。残尿が発症するようになると、腎機能障害(じんきのうしょうがい)、尿路感染症(にょうろかんせんしょう)などが起こりやすくなります。

 残尿がさらに増えると、頻尿・夜間頻尿の傾向もさらに強くなります。

 そのまま治療しないでいると、急性完全尿閉(きゅうせいかんぜんにょうへい)になってしまうこともあります。急性完全尿閉は、尿意はあるのに急に尿が 1適も出なくなってしまう症状で、とても苦しいものです。

 急性完全尿閉の原因は、前立腺部の充血によるもので、多量の飲酒、排尿を我慢する、冷え、などにより起こりやすくなります。


第三期 尿閉期
 前立腺の肥大がさらに進むと、尿道の圧迫もさらに強くなり、排尿後の残尿がまたさらに増えます。

 第 2期では多くても 50ミリリットルぐだいだった残尿が、200〜300ミリリットルと増えていくので、膀胱の筋肉は伸びて弾力を失います。

 そして、排尿をする力が低下し、尿道が狭窄(きょうさく)することにより、慢性的は尿閉になり、無意識のうちに尿が少しずつ漏れていく溢流性尿失禁(いつりゅうせいにょうしっきん)が起きてきます。腎機能が低下することもあります。


 ですから、夜間頻尿の症状が出た時点で、男性は前立腺肥大症の可能性を疑いましょう。そしてそのまま放置ぜすに、ちゃんと泌尿器科の医師に診断・治療してもらいましょう。
 


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