高血圧と風呂

- 高血圧と風呂の関連について解説

高血圧風呂

高齢者の生活習慣病
 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、高血圧(こうけつあつ)について解説しています。高血圧は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、高血圧はとても危険な病気の発症につながる可能性があります。ですから高血圧について理解して、高血圧の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、高血圧を予防できるようにしましょう!
 高血圧について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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高血圧と生活C〜高血圧とお風呂
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お風呂に入るとき、つまり入浴の時は、血圧が上昇しやすいので注意が必要です。

よく、入浴の時に脳卒中(のうそっちゅう)になり病院へ運ばれたという話を聞きます。これは入浴の時の血圧の急上昇が原因である場合が多いです。

入浴の時には血圧が上がる要素がいくつかありますので、入浴時に血圧が上がる原因とその対策を見ていきましょう。



お風呂場の温度

特に冬ですが、脱衣所やお風呂場はとても寒いですよね。暖房で暖かくなっている部屋から寒いお風呂場へ行くことは、急激に全身へ温度差による刺激が伝わるので、血圧が急上昇します。

寒さと高血圧に関しては「高血圧と生活A〜寒さと血圧上昇」のページでも紹介しましたが、要注意です。

ただ寒い場所へ行く場合は暖かい服などを着て対処することもできますが、お風呂に入るときは、裸になるのでそうもいきません。

ですから、対策として、脱衣所やお風呂場を温めておくことがいちばんです。部屋とお風呂場の温度差をなくすことで、急激な温度差を感じることなく、血圧の上昇も防ぐことができます。



お湯の温度

お風呂のお湯の温度にも注意しましょう。熱いお湯に入ることを好む人もいますが、熱いお湯の皮膚への刺激(42度以上のお湯)は血圧を上昇させます。

さらに熱いお湯は、交感神経を刺激し、筋肉を引き締め、活動力を増加させる作用があるので、高血圧の人にはよくありません。

高齢者の方や高血圧のある方は、お風呂のお湯はぬるめにしましょう。ぬるいお湯に入ることで、副交感神経が刺激されてリラックスでき、肩こり・腰痛や筋肉の疲れをとることができます。

お湯の温度は 37度〜40度ぐらいがいいでしょう。



お湯につかる時の注意

まずはお湯につかる前にかけ湯をしましょう。ぬるいお湯で手足の先から順に体の中心(心臓)まで十分に行います。

そして、お湯につかるときは首までつかるより、胸の下までお湯につかる「半身浴」がおすすめです。

お湯につかったときに首までつかってしまうと、身体に大きな水圧がかかるので、毛細血管(もうさい けっかん)などの血管にも圧力がかかり、そのために心臓へ血液がもどろうとするので心臓に負担がかかり、血圧が上がってしまいます。

でも、半身浴であれば身体へかかる水圧を最小限にすることができます。深くつかっても胸から肩ぐらいにするといいと思います。

心臓への水圧からの負担は、心臓がお湯に深くつかればつかるほど大きくなるので、心臓は水面近くにすることで負担を軽くできます。

洋式の浴槽は、浅く長い形をしているため、足をのばして横になった状態に近い姿勢で入ることができるので、心臓を水面近くに位置することができ、心臓への負担を軽くすることができます。

日本式の浴槽では、お湯の量を調整して、すこし寄りかかるような姿勢にすることで、心臓を水面辺りに位置させるようにする方法もあります。

入浴時間は長湯してのぼせないように、ぬるめのお湯に10分〜15分ぐらいがいいでしょう。



まだまだあります!お風呂での注意

飲酒の後に熱めのお湯にはいったりするのはよくありません。

また、高血圧の方はなるべく一番風呂よりも家族の誰かが入った後のほうが、皮膚への刺激が少なくなります。これは、人の皮膚からでた脂肪や有機物により、お湯がやわらかくなるからです。

お風呂の後に水をかぶったり、身体を急激に冷やすのもよくありませんので、注意してくださいね。



 お風呂の入り方にもいろいろな注意点がありますね。高血圧の方だけでなく、中年〜高齢者の方も注意してください。



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