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特殊な乳ガンの症状 |
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乳房パジェット病(乳房ぺージェット病)は中高年になってからなる早期の乳ガンの一種です。乳首に発生することが多く、乳頭や乳輪の皮膚組織が赤くなる、びらんなど、皮膚病のような症状がみられます。難治性の乳頭のただれや湿疹(しっしん)には注意しましょう。
※ちなみに「びらん」とは、皮膚や粘膜の上層の細胞がはがれ落ちて、内層が露出(ろしゅつ)してしまっている状態で、ただれのことです。
炎症性乳ガンは、乳房の皮膚が広い範囲で赤くはれる、むくむ、などの症状が現れる乳ガンです。乳房の皮膚にあるリンパの流れを、がん細胞がさえぎることで起こる症状です。
炎症性乳ガンの症状は、急性乳腺炎(きゅうせい にゅうせんえん)と似ています。乳腺(にゅうせん)が固くなってしこりが触れにくいという特徴があります。
炎症性乳がんは、乳ガン全体の約 1%と少ないです。ただ、進行が早いので、全身への転移が起こりやすい悪性度の高いがんです。
▼乳ガンの症状 一覧
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・乳房に「しこり」 |
・乳房の左右の大きさが違う |
・乳房が赤くなる |
・乳首の部分が赤くただれる |
・皮膚が硬くなる |
・乳首から変色した(血が混じったような色)分泌液が出る |
・乳房にえくぼのようなくぼみができる |
・乳頭がただれる |
・わきの下のはれ・違和感 |
・難治性の乳頭のただれや湿疹(しっしん)(乳房パジェット病) |
・乳房の皮膚が広い範囲で赤くはれる、むくむ(炎症性乳がん) |
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