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早期では症状がない! |
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早期のすい臓がんには、これといった自覚症状はありません。がんが進行していくと少しづつ症状が現れてきます。
例えば、食欲不振、腹部の鋭い痛み、背中が重苦しい、腰痛、体重の減少、などがありますが、これはすい臓がんではない病気でもおこる症状なので、これらの症状だけではすい臓がんと判断することはむずかしいです。
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すい臓がんが進行すると・・・ |
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すい臓の右の部分にあたる膵頭部(すいとうぶ)は、すい臓の中でも最もがんが発生することが多いのですが、この膵頭部にがんが発生して、進行してくると、黄疸(おうだん)という症状が出てきます。
黄疸の症状は、白目の部分が黄色くなる、尿の色が濃くなる、皮膚のかゆみなどです。
ただ、膵頭部の下の方にできるガンでは黄疸はなく、腹痛があらわれます。
すい臓の真ん中の部分の膵体部(すいたいぶ)、そしてすい臓の左の部分の膵尾部(すいびぶ)にがんが発生したときには、腹痛と背中の痛みなどが主な症状です。黄疸は起こりません。
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糖尿病の方は・・・ |
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糖尿病の方は、病状が悪化することですい臓がんが発見されることがあります。急激な体重の減少や、血糖コントロールが急にうまくいかなくなったりしたときはすぐに医師に相談しましょう。
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