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末期の肝臓がんのステージ |
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肝臓がんの末期は、ステージ分類でいうと 4期にあたります。以下の 3つにあてはまる状態です。
▼ステージ4の肝臓がんの条件
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・直径 2cmを超える大きさのガンである |
・ガンが 2個以上ある |
・がんが血管の中に入り込んでいる状態(血管侵襲)である |
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末期の肝臓がんの症状 |
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肝臓は「沈黙の臓器」といわれています。これは症状がかなり進行しないと自覚症状として現れてこないからです。
つまり、肝臓がんの症状が自覚症状としてあらわれるということは、かなりガンが進行しているということになります。
肝臓ガンが進行してくると、症状として、肝臓が腫(は)れる、お腹の右上にしこり、出血しやすくなる、腹水、黄疸(おうだん)がさらにひどくなるなどが現れます。突然の腹痛や貧血が現れたときには、肝臓がんの末期症状と考えられます。
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末期の肝臓がんの治療 |
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肝臓がんの治療は、がんの状態と肝臓の状態を考慮して選択されます。肝臓がんの治療については「肝臓がんの治療@」をご覧下さい。
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末期の肝臓がんの生存率 |
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肝細胞がんの切除術の5年生存率は、ステージ 3で 約50%、ステージ 4で 約40%というデータがあります。
肝臓がんの 5年生存率は技術の進歩とともに上がってきています。肝臓がんの末期で、がんを根絶した、また余命がのびたということもあります。
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