膀胱がんの治療

-膀胱がんの治療と基礎知識について解説。

膀胱がん治療

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、がん(ガン・癌)の中でも「膀胱がん(ぼうこうがん)」について解説しています。がんは誰でもなりうる病気ですが、特に高齢になってくると起こりやすくなる病気です。そして誰もがとても怖い病気であると感じているでしょう。しかし、だからこそガンについてしっかり目をむけて、膀胱ガンの様々な種類や、症状・原因・治療、さらに気になるがんについての色々な情報から、膀胱癌をできるだけ早期発見できるようにしましょう!
 がんにならないように、そしてガンに負けないように、当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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尿路変更術(尿路変向術)は、膀胱にできた癌(ガン)が浸潤(しんじゅん:がんが周囲にまでも広がっている状態)しているとき、開腹手術をして膀胱を摘出した後に行われる膀胱をつくる手術です。

それでは、尿路変更術(尿路変向術)の代表的な3つの方法を見ていきましょう。



回腸導管造設術 (かいちょうどうかんぞうせつじゅつ)

回腸導管造設術とは、小腸の一部である回腸を 15cmぐらい切り取って、それに左右の尿管を植え込んで、回腸の先をお腹の皮膚から外へ出す手術です。皮膚から出した回腸の部分は「ストーマ」と呼びます。

この方法はよく行われていて、合併症が少ないというメリットがあります。ただ、尿がストーマから常に流れ出ているので、尿をためる袋をいつも付けている必要があるというデメリットもあります。



導尿型新膀胱造設術
(どうにょうがた しんぼうこう ぞうせつ じゅつ)

導尿型新膀胱造設術とは、上で解説しました回腸導管造設術の欠点をカバーし改良した手術方法です。腸を袋状にして人工の膀胱をつくり、ある程度尿がたまるまでは尿が漏れないように工夫します。たまった尿はストーマから管を挿入して自分で導尿します。

尿がつねに流れ出ることがないので、尿をためる袋を付けておく必要がないというメリットがあります。ただ、手術の時間がかかること、また手術後、新しくつくった膀胱の中に結石ができることが多いという欠点があります。



自排尿型新膀胱造設術
(じはいにょうがた しんぼうこう ぞうせつ じゅつ)

自排尿型新膀胱造設術とは、尿道が残せる場合に、腸の一部を使って人工の膀胱をつくり、これと尿道をつないで尿道から排尿できるようにする手術です。この手術はストーマがいらず、今までと同じように尿道から尿が出せるのが特徴です。

膀胱がんは尿道に癌(ガン)再発することがあるので、尿道にがんが再発する可能性が高い場合はこの手術法は行えません。また、女性では手術後の排尿機能が安定しないので行いません。

今までのように尿道から尿が出せるとはいえ、排尿機能は本来の膀胱のようにはいきません。しかし、尿道を温存できるのであれば、第一に考えられる方法です。



それでは次のページでは、膀胱がんの放射線治療と抗がん剤治療について見ていきましょう。

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