「尿失禁の症状と原因@」では、尿失禁の症状と原因についてまとめて解説しました。このページでは、尿失禁の治療についてまとめて見ていきましょう。
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腹圧性尿失禁の治療
(ふくあつせい にょうしっきん) |
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・症状に応じて、骨盤底筋体操、特別な支持器具(イントロール)の利用、手術によって膀胱を支える「TVT手術」、排尿習慣訓練、ペースト注入、薬物など。 |
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切迫性尿失禁(急迫性尿失禁)の治療
(せっぱくせい にょうしっきん)(きゅうはく にょうしっきん) |
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・原因が前立腺肥大症や尿路感染症の場合は、その病気の治療を行います・
・一般的には薬物治療になります。膀胱の収縮を阻止して神経に働く薬や、排尿筋を弛緩(しかん)させる薬を使います。また、尿を我慢して、膀胱を大きくするための訓練をします。 |
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混合性尿失禁の治療
(こんごうせい にょうしっきん) |
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※腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の治療を参照 |
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機能性尿失禁の治療
(きのうせい にょうしっきん) |
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・骨盤底筋体操(膀胱訓練)で、尿を我慢する時間を延ばす。
・なるべく尿意がきてからすぐにトイレに行けるような生活状態にする。外出時は失禁パンツ・尿漏れパッド・紙おむつなども利用する。 |
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反射性尿失禁の治療
(はんしゃせい にょうしっきん) |
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・薬、自己導尿、排尿訓練など。(自己導尿とは、カテーテルという細い管を亀頭から膀胱に自分で挿入し、尿を排出させる行為です。) |
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溢流性尿失禁の治療
(いつりゅうせい にょうしっきん) |
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・原因となる病気の治療を優先して行う。必要に応じて薬物療法。
・薬物療法でも治らない場合、間欠自己導尿(かんけつ じこどうにょう)を行う。(間欠自己導尿とは、カテーテルという細い管を亀頭から膀胱に自分で挿入し、尿を排出させる行為。) |
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真性尿失禁の治療
(しんせい にょうしっきん) |
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・手術(尿路再建術)など |
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