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回復期のリハビリテーション〜言語障害 |
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言語障害の多くは、脳の左半球の言語を支配している場所(言語野)が損傷を受けると起こります。
言語障害になると、話したり、相手の言っていることを理解したりなどの言葉に関する能力に影響が出てしまいます。
ですから、言語障害になると人とのコミュニケーションがむずかしくなり、日常生活や社会生活に問題がでてきますので、リハビリテーションをしっかり行って、なるべく言語障害を解消することを目指します。また、言語障害が残ってしまったとしても、その中でコミュニケーションを行える方法を身につけていきます。
言語障害には大きく分けて、「失語症(しつごしょう)」と「構音障害(こうおん しょうがい)」の 2つの種類があります。
失語症とは、聞く・話す・読む・書く、などの言語機能が障害されるもので、構音障害とは、舌・唇(くちびる)、あご、などの話すことに関わる筋肉の運動に障害が起こることで正しい発音ができなくなるものです。(失語症と構音障害についてくわしくは「脳卒中の症状・後遺症B〜神経症状T」のページをご覧下さい。
つまり、失語症と構音障害には違いがあるので、リハビリの方法もそれに適した方法を行っていく必要があります。
言語障害の訓練は、言語聴覚士(げんごちょうかくし)がビデオや録音機、カードなどを使ってリハビリテーションを行います。
失語症のリハビリテーションは、話す、聞く、読む、書く、などの能力を回復するために行います。
失語症のリハビリテーションは、なるべく早くおこなうほうが良いとされています。これは、脳卒中が発症してから
2週間の間がいちばん改善するとされているからです。
また、失語症は、発症してから時間の経過によりどんどんと回復しずらくなっていきます。
ただ、だからといってあせってはいけません。失語症のリハビリはじっくりと行っていくことも大切です。根気よく続けていけば、少しずつ回復していく可能性があるので、しっかりと専門スタップの指示に従って続けていくことが大切です。
構音障害のリハビリテーションは、話しをするための筋肉をトレーニングしていきます。
それでは次のページでは、回復期の高次脳機能障害のリハビリテーションについて見ていきましょう。
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