くも膜下出血の検査

- くも膜下出血検査と診断について解説

くも膜下出血検査

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)について解説しています。クモ膜下出血は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、くも膜下出血はとても危険な病気なのです。ですからくも膜下出血について理解し、くも膜下出血の症状・原因・治療・検査や、さらに気になる色々な情報・基礎知識などから、くも膜下出血を早期発見・予防できるようにしましょう!
 くも膜下出血について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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     くも膜下出血の検査と診断


 くも膜下出血の診断と検査には、「CT検査」、「腰椎穿刺(ようつい せんし)」、「脳血管造影(のう けっかん ぞうえい)」などを必要に応じて行います。

 くも膜下出血であるかどうかは、基本的には、「CT検査」を行えばわかります。



CT検査

 CT検査とは、人体に様々な角度からX線をあてて、水平方向に輪切りにした断面を画像化する装置です。

 CT検査により頭部を撮影することで、くも膜下出血であれば出血した部分が白く写ります

 ただ、くも膜下出血のような症状があり、CTで検査をしても、脳に出血していることが確認できないことがあります。

 これは、出血により激しい頭痛などの症状が起こっても、すぐに検査を受けず何日間か経過してしまうと、出血した血液が吸収されてしまうことがあるからです。

 このような場合は、「腰椎穿刺(ようつい せんし)」を行います。



腰椎穿刺 (ようつい せんし)

 腰椎穿刺(ようつい せんし)とは、腰の脊椎(せきつい)に針のような器具を指して、髄液(脳脊髄液:のう せきずい えき)を取って調べる検査です

 くも膜下出血が起こっていると、透明なはずの髄液が血液が混じることで赤く(時間がたつと黄色く)なります。

 検査により、くも膜下出血であることが確定したら、「脳血管造影(のう けっかん ぞうえい)」を行います。



脳血管造影 (のう けっかん ぞうえい)

 脳血管造影(のう けっかん ぞうえい)とは、ふとももの付け根の動脈からカテーテルと呼ばれる細い管を入れで、頸動脈(けいどうみゃく:首の動脈)や椎骨動脈(ついこつどうみゃく)までカテーテルを進ませて、造影剤を注入して血管(動脈)を撮影して調べる検査です。

 この検査により、くも膜下出血の原因(脳動脈瘤脳動静脈奇形なのか)や、動脈瘤(どうみゃく りゅう)の位置、数、大きさなどがわかります。

 検査前には緊張をほぐしたり、痛みの緩和などのための注射や点滴が行われます。


 ただ、カテーテルよりも患者さんへの身体の負担が軽い「CTA(CTアンギオグラフティー:CT血管造影)」や「MRA(MRアンギオグラフティー:MR血管造影)」などを使って血管造影検査を行うようになってきています。

 くも膜下出血ではMRAよりも画像が鮮明であるCTAの方がよく行われています。

 「CTA」とは、CTの装置を使って行う血管撮影のことで、「MRA」とは、MRIの装置を使って行う血管撮影のことです。


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