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運動強度とエネルギー消費量 |
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メタボリックシンドロームの予防・対策の運動療法を行うには、どんな運動をどれだけ行えば、どれぐらいのカロリー(kcal)が消費できるのかを知っているほうが実行しやすいと思います。
ですのでこのページでは、運動強度とエネルギー消費量について見ていきましょう。
運動強度とは、運動の強さのことで、どれぐらい激しい運動なのかを示すものです。
ただ、運動強度は、いわゆるスポーツや体操などの運動だけでなく、買い物、通勤、通学、家事をするなどの日常生活で体を動かす「生活活動」にも示されます。
運動と生活活動の運動強度の単位は、「メッツ」と呼ばれるもので表されます。
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メッツとエクササイズ |
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メッツは、「1メッツ=座っているとき」を基準として、他の運動(歩行・サイクリングなど)や生活活動(階段昇降など)が
1メッツの何倍の活動量なのかで示されます。例えば、「歩行=3メッツ」、「サイクリング=4メッツ」、「階段昇降=
4メッツ」となります。
つまり、メッツの数が大きい方が、運動強度が大きい、つまり激しい運動である、ということになります。
そして、このメッツを基本として、「メッツ」と「運動・活動する時間」をあわせて、身体活動の量として「エクササイズ」という単位とします。
例えば、「歩行を 20分=3メッツ= 1エクササイズ」、「サイクリングを 15分=4メッツ=
1エクササイズ」、「階段昇降を 10分= 4メッツ= 1エクササイズ」となります。
つまり、メッツの数が大きい方が激しい運動であるので、短い時間で「 1エクササイズ」となる、ということになります。
1エクササイズで消費できるエネルギーの量(カロリーの量)がわかれば、自分の消費したい分のエネルギー量にあたる運動を行うことで、メタボリックシンドローム対策・予防の運動が効率よく行えます。
それでは次のページでは、1エクササイズで消費できるエネルギー量(カロリー量)と、運動別のエネルギー消費量について見ていきましょう。
※次のページ「メタボリックの予防・対策・改善D〜運動V」へ続く・・・・
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