※前のページ「メタボリックの予防・対策・改善C〜運動U」の続きです。メタボリックシンドロームの予防・対策・改善について最初から見たい方は「メタボリックの予防・対策・改善@」のページからご覧下さい
|
1エクササイズで消費できるカロリー |
|
|
1エクササイズに相当する運動や活動を行うとカロリーが消費されますが、消費されるカロリーは体重によって違います。
下記は、1エクササイズの運動・活動により消費できる体重別のカロリーです。
体重 |
40kg |
50kg |
60kg |
70kg |
80kg |
90kg |
エネルギー
消費量
(カロリー消費量) |
42kcal |
53kcal |
63kcal |
74kcal |
84kcal |
95kcal |
体重が違う人が同じ運動や活動を行っても、体重が重い人のほうがエネルギー消費量(カロリー消費量)が多くなります。
つまり、痩せていけばいくほど、同じ運動や活動をしていても痩せにくくなっていくということになります。
ですからさらに痩せるには、運動する時間を増やすか、運動強度(メッツ)を上げることになります。
|
1エクササイズに相当する運動と活動 |
|
|
1エクササイズに相当する運動と活動の例は下記の通りです。
メッツ |
運動 |
1エクササイズに
相当する時間 |
3メッツ |
軽い筋トレ、軽い運動・体操、ボーリング、バレーボール、フリスビー、など |
20分 |
4メッツ |
速歩(1分で約100m)、水中運動・体操、ゴルフ、卓球、など |
15分 |
5メッツ |
早めの速歩、野球、ドッジボール、など |
12分 |
6メッツ |
軽いジョギング、強い筋トレ、ゆっくりとしたスイミング、バスケットボール、エアロビクス、など |
10分 |
7メッツ |
ジョギング、サッカー、水泳、テニス、スキー、スケート、など |
9分 |
8メッツ |
ランニング、サイクリング、水泳、など |
8分 |
メッツ |
活動 |
1エクササイズに
相当する時間 |
3メッツ |
歩行、部屋の掃除、大工仕事、階段を降りる、など |
20分 |
4メッツ |
やや速歩(1分で94m)、自転車、など |
15分 |
5メッツ |
かなり速歩(1分で107m) |
12分 |
6メッツ |
階段昇降、家具や家財道具の移動、など |
10分 |
8メッツ |
重い荷物を運ぶ、など |
8分 |
(例)例えば、体重 50kg の人が 200kcal 消費したい場合は、「 1エクササイズで消費する体重別のエネルギー」の表を見ると、50kgの人が
1エクササイズで消費するカロリーは「53kcal」なので、「200kcal÷53kcal」でだいたい「4」となり、「約
4エクササイズ」行う必要があるということになります。
4エクササイズということは、3メッツの運動・活動では 時間を 4倍して「約80分(1時間20分)」、5メッツの運動・活動では 時間を 4倍して「約48分」行う必要があるということになります。
それでは次のページでは、メタボリックシンドロームの運動療法を行うときの注意点について見ていきましょう。
※次のページ「メタボリックの予防・対策・改善E〜運動の注意」へ続く・・・・
|