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特定保健指導での「動機づけ支援」とは、生活習慣を改善する必要があるとされる人(メタボ予備軍の人)に対して行われます。
特定健診(メタボ健診)の結果により、2番目のリスクである「動機づけ支援」レベルに分類された方は、この支援を受ける必要があります。
「動機付け支援」の目的は、自分の生活習慣を振り返って、生活習慣の改善のためには日常においてどのような行動をすればよいのかの目標を立て、保健指導が終わった後でも改善された生活を続けていけるようになることです。
「動機づけ支援」の回数は、「初回」と「後日の評価」を合わせて、原則 1回です。
「動機づけ支援」の方法は、「個別支援」もしくは「グループ支援」による保健指導です。1人 20分以上の個別支援、もしくは
1グループ 80分以上のグループ支援が行われます。
「動機づけ支援」の内容は、初回は面接により、生活習慣への指導や、運動・栄養などの生活習慣の改善に必要なことをどのようにしたらよいのかを具体的に提案されます。また、腹囲や体重を減らすために、自分でできる行動目標や行動計画を作ります。
そして、6ヶ月間、ずっと計画通りの生活をして、行動、腹囲、体重、などの記録をつけていき、6ヶ月後、目標が達成できたか、身体の状態、生活習慣が改善できたか、などを指導者といっしょに評価します。評価は、電話やメールで行われることもあります。また、必要に応じて、評価は 6ヶ月よりも早く行うこともあります。
下記は、特定保健指導の「動機づけ支援」のまとめです。
対象者 |
・健診の結果や質問票から、生活習慣の改善が必要であり、生活習慣を変えるための意思決定の支援が必要な方 |
支援の目的 |
・自分の生活習慣を振り返る
・生活習慣の改善のための生活活動の目標を立てる
・保健指導後、改善された生活を続けていけるようになる |
支援の方法 |
・1人 20分以上の「個別支援」、もしくは 1グループ 80分以上の「グループ支援」 |
支援の内容 |
・初回の面接
・生活習慣への指導
・運動・栄養などの生活習慣の具体的な改善方法
・腹囲・体重の減少のため、行動目標や行動計画の作成。 |
・6ヶ月後、指導者と共に評価
・目標が達成できたか
・身体の状態はどうか
・生活習慣が改善できたか |
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社会資源 |
・身近で利用することができるスポーツクラブやジムなどの運動増進施設や、健康に配慮したレストランなどの飲食店の紹介など |
それでは次のページでは、特定保健指導の「積極的支援」について見ていきましょう。
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