褐色脂肪細胞

- 褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞について解説

褐色脂肪細胞とは

高齢者の生活習慣病
 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、肥満(ひまん)について解説しています。肥満は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になるとなりやすくなります。そして、肥満はとても危険な病気の発症につながる可能性があります。ですから肥満について理解して、肥満の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、肥満を予防できるようにしましょう!
 肥満について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
高齢者の生活習慣病
トップページ
肥満 一覧へ 脂肪細胞とは?
 スポンサーリンク
     脂肪細胞とは?


※前のページ「肥満症とは?」の続きです↓



脂肪細胞(しぼう さいぼう)」とは脂肪の合成・分解・蓄積(ちくせき)をおこなう細胞のことで、脂肪細胞の脂肪を蓄積する量が増大することで肥満になります。

そして、脂肪細胞には、「白色脂肪細胞(はくしょく しぼうさいぼう)」、「褐色脂肪細胞(かっしょく しぼう さいぼう)」の2つの種類があります。

脂肪細胞が最も増えるとされている時期は、胎児期、乳児期、思春期ですが、脂肪細胞は、ある一定の年齢を過ぎても増えるということがわかっています。

それでは、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞についてくわしく見ていきましょう。



白色脂肪細胞とは?

白色脂肪細胞(はくしょく しぼう さいぼう)とは、体内に入った余分なカロリーを中性脂肪として体内に蓄積(ちくせき)する働きがあります。

白色脂肪細胞は、全身のいろいろな部分にありますが、特に下腹部、お尻、太もも、背中、腕の上部、内臓の回りなどに多くあります。



褐色脂肪細胞とは?

褐色脂肪細胞(かっしょく しぼう さいぼう)とは、褐色(茶色)をしている脂肪で、熱を作り出して体温を維持したり、食事から取り入れた余分なエネルギーを燃やしていくという働きがあります。

つまり、褐色脂肪細胞は白色脂肪細胞と正反対の働きをするので、褐色脂肪細胞の働きが活発な人はエネルギーをたくさん消費することができるので太りにくいと言えます。また逆に、活発ではない人は、エネルギーの消費も少なくなるので太りやすくなると言えます。

褐色脂肪細胞の働きは、遺伝子により差があります。褐色脂肪細胞に関わる遺伝子に異変があると、基礎代謝量が低くなり、太りやすい体質になるといわれています。日本人の 3分の1は遺伝子の変異がある(太りやすい)とされています。

ただ、褐色脂肪細胞の働きをできるだけ活発にすることはできます。その方法は、「寒冷刺激」を与えることです。体温より低い水の中(18度以下の低温の水)で行う水泳などのスポーツが効果的であると言われています。

また、普段の生活の中で身体をしっかり動かし、充分に睡眠をとるなど、規則正しい生活を続けることでも、褐色脂肪細胞の働きがよくすることができます。


褐色脂肪細胞は、脂肪細胞のうちの約 1%しかありません。幼児期に多く、成長期に入ると少しずつ減少して、成人になると激減してしまいます。

褐色脂肪細胞のある場所は、首の後ろ、肩甲骨(けんこうこつ)の下部、心臓の大動脈の周り、腎臓の周り、などです。



それでは次のページでは、歳とともに痩せにくくなっていく理由についてくわしく見ていきましょう。

※次のページ「痩せにくくなる原因とは?(基礎代謝量)」へ続く・・・・



スポンサーリンク


次のページ「痩せにくくなる原因とは?(基礎代謝量)」へ
前のページ「肥満症とは?」へもどる

肥満 一覧へ

高齢者の生活習慣病 トップページへ


高齢者の生活習慣病
動脈硬化
高血圧
高脂血症
糖尿病
肥満
メタボリックシンドローム

脳卒中
脳卒中
脳梗塞
脳出血
くも膜下出血

心筋梗塞・狭心症
心筋梗塞
狭心症

がん(癌)
がんの知識T基礎
がんの知識U治療
がんの知識Vその他
種類別のがん
肺がん
胃がん
大腸がん
肝臓がん
すい臓がん・胆道がん
食道がん
悪性リンパ腫
白血病・多発性骨髄腫
膀胱・腎臓・副腎がん
咽頭がん・喉頭がん
口腔がん(舌・歯肉がん)
脳腫瘍・甲状腺がん
皮膚がん
骨肉腫・軟部肉腫
種類別 女性のがん
子宮がん・絨毛がん
乳がん
卵巣がん・膣・外陰がん
種類別 男性のがん
前立腺がん・精巣がん
Copyright (C) 高齢者の生活習慣病 All Rights Reserved