妊娠と肥満

- 妊娠と肥満による出産時と出産後の危険・リスクについて解説

妊娠肥満

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、肥満(ひまん)について解説しています。肥満は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になるとなりやすくなります。そして、肥満はとても危険な病気の発症につながる可能性があります。ですから肥満について理解して、肥満の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、肥満を予防できるようにしましょう!
 肥満について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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肥満している妊婦の出産時と出産後の危険

肥満している女性には、出産する時や出産した後にも様々な危険があります。

肥満している女性が出産するときには、「妊娠高血圧症候群」、「妊娠糖尿病」、「難産による帝王切開や吸引分娩などの異常分娩」、「分娩時の出血量の増加」、などの障害が起こることがあります。

これらの障害が起こる確率が高くなることで、妊婦と赤ちゃんの両方に大きな負担となり、最悪の場合もあり得るのです。

また、出産した後には「月経の遅れ」、「感染症」、「肺塞栓症(はいそくせんしょう)」などがあります。



妊娠糖尿病とは?

妊娠糖尿病とは、妊娠している間に起こってしまう糖尿病のことです。妊婦の 2〜3%に見られ、その多くは妊娠 20週以降に発見されます。

妊娠糖尿病になる原因は、胎盤(たいばん)から分泌されるホルモンがインスリンと呼ばれる血液の中のブドウ糖を調整するホルモンの働きをさまたげるためです。

妊娠糖尿病になっても、出産するとほどんどの場合は健康体にもどりますが、糖尿病になったままもとに戻らないこともあります。

また、妊娠を繰り返すと、糖尿病になりやすくなるので、注意が必要です。



産後の感染症とは?

分娩後の12時間以内に「38.3℃以上」にまで体温が上がっている場合は、感染症を起こしている可能性があります。

産後の感染症はめったに起こりませんが、感染症になると重症化する可能性があります。ですから、分娩後1週間以内に38℃以上にまで体温が上がってしまったら、すぐに医師に連絡しましょう。



肺塞栓症 (はい そくせん しょう)とは?

肺塞栓症(血栓性肺塞栓症)とは、血液の固まりである「血栓(けっせん)」が肺動脈(肺の血管)に詰まってしまうことで、呼吸困難や胸痛を引き起こす病気です。最悪の場合、心肺停止になってしまう場合もある危険なものです。

症状は、呼吸困難や胸痛の他にも、せき、血痰(けったん)、発汗、顔色不良、発熱、多呼吸、などの異常がでることがあります。

肺塞栓症の原因は、ほとんどの場合、足の太い静脈にできた血栓が血液の流れにのって肺に到達して、肺の動脈に詰まって起こります。長い間寝たきりの状態が続いているときや、帝王切開などの手術後に発症しやすいです。

肺塞栓症になりやすい人は、肥満の人妊娠している人、出産後間もない人や、さらに、高齢者、タバコを吸う人、心臓の病気・悪性腫瘍・脳卒中(のうそっちゅう)になったことのあるひと、骨折をした人、経口避妊薬(けいこう ひにんやく:ピル)を内服している人、などです。



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