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絨毛とは? |
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絨毛(じゅうもう)とは、胎盤を形成している小さな組織のことです。女性が妊娠すると、子宮の中で母体と胎児(たいじ)を結びつけるための胎盤(たいばん)を作ります。
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絨毛がんとは? |
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絨毛がん(じゅうもう がん)とは、妊娠したときに胎盤になる絨毛細胞(じゅうもう さいぼう)から発生する癌(ガン)のことです。子宮に発生するがんでは最も悪性です。
ほとんどの絨毛がんは妊娠のあとに発生します。これを妊娠性絨毛がんといいます。絨毛がんの発生する場所は、子宮内膜がいちばん多くて、卵巣や卵管にも起こることがあります。肺などへの転移だけがあり、子宮に病変が見つからない場合もあります。
また、妊娠とは関係なく絨毛がんが発生する場合もあります。これを非妊娠性絨毛がんといいます。
絨毛がんは、増殖力が強く、全身への転移も起こしやすいです。転移する場所は、肺、膣(ちつ)、肝臓、脳などへ血液にのって転移します。
ただ、絨毛がんは抗がん剤が効きやすいので、手術と化学療法(抗がん剤治療)を行うことで治る可能性が十分あります。
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絨毛がんと胞状奇胎(ほうじょうきたい) |
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絨毛組織から発生する病気である絨毛性疾患(じゅうもうせい しっかん)は、絨毛がんだけではありません。絨毛がんと関連している病気に「胞状奇胎(ほうじょうきたい)」と呼ばれるものがあります。
次のページでは、絨毛がんの原因と絨毛性疾患である「絨毛がん」、「胞状奇胎」の関連について見ていきましょう。
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