絨毛がん(じゅうもうがん)の症状は、初期症状としては正常妊娠と同じです。月経の停止、つわり、そして尿検査では妊娠反応が陽性となり、子宮も大きくなります。
上記のような妊娠の症状であるにもかかわらず、不正出血や異常に強いつわりがある、胎児が動かない、などがみられる場合はすぐに医師に診てもらいましょう。
がんが膣(ちつ)や外陰(がいいん)へ転移すると、青紫色のかたいしこりができます。
肺へ転移すると、咳(せき)、胸痛、血痰(けったん)、喀血(かっけつ)、呼吸困難などが起こります。※喀血とは、肺・気管支などの血を口から吐くことです。
脳へ転移すると、頭痛、嘔吐(おうと)、意識障害、麻痺(まひ)、などの症状が起こります。
出産や流産の後にも、子宮が大きくなったり、妊娠したのに胎児が動かないなどの症状があったら、すぐに医師に診てもらうようにしましょう。
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