進行性胃がん

-進行性胃がんついて解説。(いがん)

進行性胃がん

高齢者の生活習慣病
 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、がん(ガン・癌)の中でも胃がん(胃癌)について紹介しています。がんは誰でもなりうる病気ですが、特に高齢になってくると起こりやすくなる病気です。そして誰もがとても怖い病気であると感じているでしょう。しかし、だからこそ胃ガンについてしっかり目をむけて、胃癌の様々な種類や、症状・原因・治療・検査、さらに気になるがんについての色々な情報などから、胃がんの予防をしていきましょう!
 がんにならないように、そしてガンに負けないように、当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
高齢者の生活習慣病
トップページ
胃がん 一覧へ 早期胃がんと進行性胃がん
 スポンサーリンク
     早期胃がんと進行性胃がんA


※前のページ「早期胃がんと進行性胃がん@」の続きです↓


進行性胃がんとは?

固有筋層からさらに深く進行している胃がんを進行胃がんといいます。

進行胃がんになると、リンパ節への転移や遠隔転移の可能性が非常に高くなります。そして腹膜播種(ふくまくはしゅ)による がん性腹膜炎がしばしば起きます。

「腹膜播種(ふくまくはしゅ)」とは、お腹の中全体にがん細胞が散らばる状態のことで、「がん性腹膜炎」とは、がん細胞が内臓をおおっている幕を破ってがんが散らばった状態です。

胃がんの遠隔転移は肝臓に最もよくみられ、肺などの他の臓器にも転移が起こることもあります。



進行胃がんのボールマン分類

進行胃がんは、4つのタイプに分類されます。これをボールマン分類といます。


 ・1型 -
 限局隆起型(きょくげん りゅうきがた)。粘膜から盛り上がっているもので、頻度(ひんど)は低く予後はよい。

 ・2型 -
 限局潰瘍型(げんきょく かいようがた)。進行がんの内 25%がこのタイプ。潰瘍を作り、肝臓に転移しやすい。

 ・3型 -
 浸潤潰瘍型(しんじゅん かいようがた)。進行がんの内 40%がこのタイプ。境界のはっきりしない潰瘍がん。

 ・4型 -
 びまん浸潤型(びまん しんじゅんがた)。粘膜層の下に木の根のように広がっていきます。予後は悪く、スキルス胃がんとも言われます。


限局型(1型・2型)は肝臓に転移しやすく、浸潤型(3型・4型)は、がん性腹膜炎をしばしば起こします。

スキルス胃がんは、4型の一部のことで、胃のほぼ全体にガンが浸潤(しんじゅん)した状態です。

胃がんをはじめ、食道がん大腸がんなどの消化管のがんでは、がんの大きさで早期がんか進行がんかを区別することはできません。がんが大きくても早期がんであることがあり、がんが 2センチ以下の小さいものでも進行がんであることがあるからです。

消化管のがんでは、「がんがどれだけ深く進行しているか」が進行度を判断する目安になります。



それでは次のページでは、「スキルス胃がん」について解説していきます。

※次のページ「スキルス胃がんとは?」へ・・・・



スポンサーリンク


次のページ「スキルス胃がんとは?」へ進む
前のページ「早期胃がんと進行性胃がん@」へ

胃がん 一覧へ

高齢者の生活習慣病 トップページへ


高齢者の生活習慣病
動脈硬化
高血圧
高脂血症
糖尿病
肥満
メタボリックシンドローム

脳卒中
脳卒中
脳梗塞
脳出血
くも膜下出血

心筋梗塞・狭心症
心筋梗塞
狭心症

がん(癌)
がんの知識T基礎
がんの知識U治療
がんの知識Vその他
種類別のがん
肺がん
胃がん
大腸がん
肝臓がん
すい臓がん・胆道がん
食道がん
悪性リンパ腫
白血病・多発性骨髄腫
膀胱・腎臓・副腎がん
咽頭がん・喉頭がん
口腔がん(舌・歯肉がん)
脳腫瘍・甲状腺がん
皮膚がん
骨肉腫・軟部肉腫
種類別 女性のがん
子宮がん・絨毛がん
乳がん
卵巣がん・膣・外陰がん
種類別 男性のがん
前立腺がん・精巣がん
Copyright (C) 高齢者の生活習慣病 All Rights Reserved