骨肉腫(こつにくしゅ)の症状は、初期ではほとんど何も感じません。運動などをした後に少しだけ痛みを感じる場合もありますが、はっきりとした自覚症状はありません。
がんが進行してくると、運動したときの痛みや、運動などをしていないときでも痛みを感じるようになったり、骨がはれてくるために腫瘍(しゅよう)のある部分が太くなってきます。ただ、筋肉などが厚いところでは骨のはれに気づきにくいです。
骨肉腫による運動時の痛みは、筋肉痛と勘違いしてしまい放っておいてしまうことがあるので注意が必要です。
なんの自覚症状もないまま、骨折したので医者に行ったら、骨肉腫により骨が蝕(むしば)まれていたということが発見されることもあります。