皮膚がんとは、皮膚に発生する癌(ガン)で、いくつかの種類があります。
代表的な皮膚ガンとしては、「有棘細胞がん(ゆうきょく さいぼう がん)」、「基底細胞がん(きてい さいぼう がん)」、「メラノーマ(悪性黒色腫:あくせいこくしょくしゅ)」、の3つがあります。
さらに、汗腺(かんせん:汗を分泌する皮膚腺)、脂腺(しせん:皮脂を産生する外分泌腺)、毛嚢(もうのう:毛穴の奥で毛根を包んでいる部分)などの皮膚の付属器にできる皮膚ガンもあります。
皮膚ガンは早期発見や予防がしやすいガンです。早期の皮膚ガンであればほぼ100%治すことができます。
「ほくろ」や「しみ」のようなものが、形や大きさが変化してきたり、感触が変わってきたりしたら、皮膚ガンの可能性があるので、すぐに皮膚科にいって診てもらいましょう。
また、皮膚ガンの前がん状態、つまり放置すると皮膚がんへと変化する「皮膚がん前駆症(ひふがん ぜんくしょう)」というものがあります。
皮膚がん前駆症としては、「日光角化症(にっこう かくかしょう)」、「ボーエン病」、「パージェット病」、などがあります。
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皮膚ガンの人数・年齢・性別 |
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皮膚ガンになる人は、1年間で 6,000人以上いて、その人数は増加しています。
年齢では、40歳以上の人に発生しやすく、性別では男性のほうが女性よりも少し多いです。
それでは次のページでは、皮膚ガンの種類についてくわしく見ていきましょう。
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