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末梢血幹細胞移植 |
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(まっしょうけつかんさいぼういしょく) |
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末梢血幹細胞移植には、自分の幹細胞を使う「自家末梢血幹細胞移植」と、他の人の幹細胞を使う「同種血幹細胞移植」があります。
末梢血幹細胞移植は、全身麻酔を必要としないということ、そして骨髄移植より移植後の造血の回復が早いというメリットがあります。また、自家移植では、ほとんどの場合、この末梢血幹細胞移植が行われています。
自家末梢血幹細胞移植とは、薬(G-CSFなど)を投与することで、一時的に末梢血(静脈血)にあらわれる幹細胞を、肘(ひじ)の静脈などから取って、骨髄と同じように移植する方法です。
同種末梢血幹細胞移植とは、健康な人に薬(G-CSFなど)を注射して、幹細胞が多くなってきたときに採取し、患者さんへと移植する方法です。もちろん、この方法を行う場合は、幹細胞を提供する人(ドナー)と患者さんのHLA型が同じである必要があります。
幹細胞を提供する人(ドナー)に薬を注射する必要があるので、副作用の問題があります。副作用は、骨の痛みや、血液が固まりやすい状態となることでの心筋梗塞・脳梗塞などの危険性があります。
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臍帯血移植(さいたいけついしょく) |
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臍帯血移植とは、臍帯血(へその緒の中の血液)を使う移植方法です。
出産後のへその緒や胎盤(たいばん)には、健康な赤血球、白血球、血小板などの血液を作り出す細胞である「幹細胞」がたくさんあるので、出産の時に母胎胎盤の血液を採取して凍結保存しておき、必要なときにそこから幹細胞を取り出して移植します。
臍帯血移植は、ドナーの負担がほどんどなく、骨髄移植のようにHLA型の適合が必要ではないというメリットがあります。
しかし、移植後の造血の回復が遅いことや、生着不全の確率が高いという問題もあります。
骨髄バンクのように、「臍帯血バンク」というものも存在しています。
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