※前のページ「心筋梗塞・狭心症の予防A〜日常生活T」の続きです↓
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トイレでは注意! |
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トイレでは注意が必要です。トイレでの「いきみ」は急激に血圧を上昇・下降させて、心臓の血管へ負担をかけます。
また、冬などは暖かい部屋から寒いトイレへ行くことが多くなります。急激に寒い所へ行くことも、血圧を上昇させます。
トイレで心筋梗塞や脳卒中(のうそっちゅう)になって倒れるというケースが多いのは、急激な温度差やいきみによる血圧の上昇により、脳や心臓に負担がかかるからです。
ですから、できればトイレの温度は暖かくしておくといいです。また、激しくいきんだりしないことも大切です。
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ストレスを発散しよう! |
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ストレスは血圧を上昇させるだけでなく、自律神経の働きにより血液の中のコレステロールが増えたり、血糖値が上がったりしてしまいます。そのため、動脈硬化が進んでしまう危険もあります。
また、ストレスにより心拍が早くなったりすることで、心臓への負担も多くなり、心筋梗塞や狭心症になる確率も上がってしまいます。
日々の生活の中でストレスを全く感じないようにすることは不可能ですが、ストレスをため込まずに、上手に発散することはできると思います。運動をする、趣味を楽しむなど、自分なりのストレス発散方法を見つけましょう。
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水分の補給は十分に! |
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水分が不足しないようにすることも大切です。水分が不足すると血液が濃くなり固まりやすくなるので、血栓(けっせん)が出来やすくなります。
血栓が心臓の血管の冠動脈(かんどうみゃく)で詰まると、心筋梗塞が発症してしまいます。
夏はもちろんですが、暑くなくても、汗をかいていなくても、日々の生活で体内の水分は蒸発しています。尿でも水分は排出するので、水分の補給を忘れないようにしましょう。
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入浴に注意! |
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入浴は、間違った方法で入ると血圧が急上昇してしまうので危険です。
血圧の急上昇は血管に大きな負担がかかるので、心筋梗塞や狭心症、脳卒中になる危険があります。
お風呂場で倒れてしまうという方が多いのは、血圧の急上昇が関係しています。
ですので、お風呂に入るときは十分注意してください。入浴のときの注意については「高血圧」のカテゴリの「高血圧と生活D〜お風呂・入浴」のページで解説・紹介していますので、ご覧下さい。
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睡眠不足に注意! |
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1日のうちで血圧が低い状態で安定しているときは睡眠中です。高血圧の状態では血管は傷ついていきますが、血圧が低い状態では血管は修復されます。
ですから、血圧が低く安定している状態はとても大切な時間なのです。動脈硬化を進行させたり、心筋梗塞や狭心症が発症する確率は、高血圧の状態が続くことでも高くなります。
ですので、睡眠はしっかりとるようにしましょう。 6時間以上ぐっすり眠れるのが理想です。
高血圧と睡眠については、「高血圧」のカテゴリの「高血圧と生活C〜睡眠」でも解説・紹介していますので、ご覧下さい。
心筋梗塞や狭心症を予防・改善するためには、日々の生活習慣を見直して、毎日続けていくことが大切です。最初はなかなかうまくいかないかもしれませんが、あせらず、少しずつ慣れていきましょう!
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