「尿失禁とは?」のページでは、尿失禁には様々な種類があることを解説しました。このページでは「機能性尿失禁」について解説していきます。
機能性尿失禁とは、身体運動障害の低下や痴呆・認知症、判断力低下を背景として失禁を起こしてしまうタイプの尿失禁です。泌尿器には問題がありません。
痴呆や認知症の方など、適切な状況判断が出来なくて、部屋などのトイレではない場所で漏らしてしまったり、身体の様々な病気により速く行動できない方が、尿意を感じてからトイレまで我慢できずに漏らしてしまう場合などになります。
機能性尿失禁の治療としては、加齢による運動機能の低下についての確実な治療法はありませんが、骨盤底筋体操(膀胱訓練)を行うことによって、尿を我慢する時間を延ばすことはできます。
なるべく尿意がきてからすぐにトイレに行けるような生活状態にしておいたり、外出のときは失禁パンツ・尿漏れパッド・紙おむつなども利用すると安心でしょう。
それでは次のページでは、「反射性尿失禁」について詳しく見てきましょう。 |