「尿失禁とは?」のページでは、尿失禁には様々な種類があることを解説しました。このページでは「反射性尿失禁」について解説していきます。
反射性尿失禁(はんしゃせいにょうしっきん)とは、中枢神経系の障害や、事故による脊髄損傷(せきずいそんしょう)などで見られる尿失禁です。
尿意を感じることができないことで、排尿を自分でコントロールすることができないために、尿が一定量たまると自分の意志とは関係なく排尿してしまいます。
腎臓から尿が膀胱(ぼうこう)に送られると、膀胱が反射的に収縮して、排尿しようとしていないのに尿が出てしまうのです。
排尿の量は多く出てしまいます。年齢や性別による違いはありません。
反射性尿失禁の治療は、薬や自己導尿、排尿訓練などを行います。(自己導尿とは、カテーテルという細い管を亀頭から膀胱に自分で挿入し、尿を排出させる行為です。)
それでは次のページでは、「溢流性尿失禁と真性尿失禁」について詳しく見てきましょう。 |