※前のページ「脳梗塞の症状・後遺症B」の続きです。
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嚥下障害 (えんげしょうがい) |
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嚥下障害とは、食べ物や飲み物を上手くの飲み込めなくなります。つばもうまく飲み込めないので、よだれがたれたりします。嚥下障害は脳梗塞で起こる症状としてよく見られるものです。
また、食べ物や飲み物が気管に入りやすくなってしまうことで、唾液(だえき)や胃液と共に細菌が肺に流れ込んで生じる「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」が起こりやすくなります。
誤嚥性肺炎は、高齢者の脳卒中での死亡原因の 1位となる危険なものなので、注意が必要です。
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排泄障害 (はいせつしょうがい) |
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脳梗塞でよく見られる排泄障害としては、「頻尿(ひんにょう)」と「尿失禁(にょうしっきん)」があります。
「頻尿」とは、おしっこをする間隔が短くなり、すぐに尿意を感じるようになるもので、脳梗塞にはよくみられる症状です。
また、頻尿になることで、トイレまで我慢できずもらしてしまう「尿失禁」が起こることもあります。
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鬱病(うつびょう) |
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脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)を起こした後しばらくたってから、鬱病になることがあります。
脳卒中の阿智に起こる鬱病は、「脳卒中後鬱(のうそっちゅうごうつ)」、または「血管性鬱(けっかんせいうつ)」、といいます。
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夜間譫妄(やかん せんもう) |
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夜間譫妄(やかんせんもう)とは、意識障害の一種で、夜に暴れたり騒いだりします。錯覚、幻覚、妄想や興奮をともなう状態です。
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認知症 |
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脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)を起こした後に、認知症が起こることがあります。これを「血管性認知症(けっかんせい にんちしょう)」といいます。
また、多数の梗塞により起こる認知症は「多発梗塞性認知症(たはつ こうそくせい にんちしょう)」と呼ばれます。
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