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視野障害 |
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脳梗塞の視野障害とは、「半盲(はんもう)」という症状がよく見られます。半盲とは、片目、もしくは両目で見ても視野の左右どちらかの半分(または4分の1)しか見えなくなってしまいます。
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複視(ふくし) |
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複視とは、両目で見たときhに、1つの物体が 2つ以上に重複して見える症状です。片方の目でみると、正常に見えます。
脳の眼球を動かす神経に障害が起こると見られます。
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めまい |
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めまいとは、まるで自分が回転していたり、地面が揺れているかのようにクラクラする、フラフラするなどの症状が起こるものです。
めまいは脳梗塞でなくても現れる症状ですが、他の脳梗塞の症状といっしょに起こったら、脳梗塞の可能性が高くなります。
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運動失調 |
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運動失調とは、小脳に梗塞が起こると見られる発作で、筋力の低下や麻痺(まひ)などの症状がないのに、自分の思いどおりに運動が行えない状態のことです。
物がつかめなくなったり、体がふらつき酔っぱらったようにフラフラ歩いたり、動きがぎこちなくなったりします。また、立っているとバランスがとれず、座っていても体が揺れてしまいます。
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失行(しっこう) |
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失行とは、運動麻痺や運動失調がないのに、手足の動かし方や使い方がわからなくなる症状です。大脳皮質が障害を受けると起こります。
失行には、手の指・顔・足などの動作がうまくできなくなる「肢節運動失行(しせつ うんどう しっこう)」、物をうまく扱えなくなる「観念失行(かんねん しっこう)」、衣服の着方や脱ぎ方がわからなくなる「着衣失行(ちゃくいしっこう)」、があります。
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失認(しつにん) |
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失認とは、人や物や左右などの概念の認識ができなくなる症状です。
例えば、左半側空間失認では、目で見て左側のものが見えてはいても気付かなかったり、無視してしまったりします。
簡単な計算ができなくなることもあります。
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健忘(けんぼう) |
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健忘とは、急激にもの忘れが起こる記憶障害のことです。
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頭痛 |
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大きな梗塞により脳がむくんで脳圧が高くなると、頭痛や嘔吐(おうと)が起こります。
ただ、脳梗塞での症状として頭痛はあまりみられません。
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